収納家具を作るうえで重要なポイントになるのが扉の固定方法。設置場所の環境、用途に合わせて最適な扉を取りつけるのが、快適な収納空間を実現するセオリーだ。ここではシーンに合わせた7つの扉の製作方法を紹介。空間にベストマッチする金具選びと扉の納め方を学ぼう。
写真◎福島章公
見せる収納でおしゃれな空間を演出 引き違い戸(アクリル板)
透明なアクリル板を使った中身の見える扉作り。飾った物を外から愛でることのできるコレクションケースに最適だ。施工は上下のレールを両面テープで張り、カットしたアクリル板を張るだけと想像以上にイージー。開口部の大きさ、レールの溝の深さから戸(アクリル板)の大きさを計算しよう。ビギナーにもオススメな扉のひとつだ。
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作例では幅553×奥行300×高さ361㎜のボックスを製作
【使用する資材と金物】
ラジアタパイン集成材(厚さ15×幅300×長さ1800mm)2枚、ガラス戸レール(3mm/長さ1000mm/上部と下部)それぞれ1本、アクリル板(270×320×厚さ3mm)2枚、ビス(32mm)適宜
【使用する道具】
丸ノコ、ドライバードリル、トリマー(10mm径ストレートビット)、ストレートガイド、金ノコ、サシガネ、メジャー、両面テープ(幅10mm)
【木取り表】*背板はなし
336×273mm 2枚 板戸
300×523mm 2枚 天板・底板
300×360mm 2枚 側板
【引き違い戸(アクリル板)の製作手順】*一部SNSでは表示されません。本サイトでは閲覧いただけます