ビギナーこそ2×材の特徴を知り、いい状態のものを使うことが大事。木材購入の秘訣4カ条をドゥーパ!編集部が伝授します!
成功の秘訣1 サイズを知る
2×4という名前は木口が2インチ、幅が4インチのサイズが由来となっているが、実寸法は異なっているため注意が必要。2×材の種類は多く、基本の2×4のほかに、幅が異なる2×6(ツーバイシックス)や、半分の厚さの1×材(ワンバイ材)、束柱によく使われる4×4(フォーバイフォー)などが日本では一般的に流通している。長さもいろいろあり、基本的にはフィートで表記されているので、覚えておくと設計する際に役立つ。おおよそのミリサイズは以下にまとめたのでチェックしてほしい。
【一般的な2×材のサイズ表】
材の種類 | 厚さ×幅サイズ |
1×2材 | 19×38mm |
1×3材 | 19×63mm |
1×4材 | 19×89mm |
1×6材 | 19×140mm |
1×8材 | 19×184mm |
1×10材 | 19×235mm |
1×12材 | 19×286mm |
2×4材 | 38×89mm |
2×6材 | 38×140mm |
2×8材 | 38×184mm |
2×10材 | 38×235mm |
4×4材 | 89×89mm |
【ft(フィート)換算表】
3ft | 914mm |
4ft | 1220mm |
6ft | 1830mm |
8ft | 2440mm |
10ft | 3048mm |
12ft | 3650mm |
成功の秘訣2 樹種にもこだわってみる
2×材に採用されている代表的な樹種は「SPF」。これはスプルース(トウヒ)材、パイン(マツ)材、ファー(モミ)材が混在したもので、それぞれ性質が似通っているため一括して製材&出荷されている。売り場に置いていないホームセンターはほぼないといってもいいだろう。ショップによっては、違う樹種の2×材もあるので作品に合わせて使い分けるのも面白そうだ。
・ホームセンターで手に入りやすい樹種
SPF
美しい白い木肌を持った北米生まれの針葉樹。加工性がよく、切断もビス打ちも容易に行なえるのでDIY向き。屋外の湿気には弱いため塗装が必須。
ホワイトウッド
オウシュウトウヒとも呼ばれている。性質はSPFとほぼ同じだが、木が若いうちに製材されるので、SPFよりも節が少なかったり小さかったりするのが特徴。
・ひと味違う樹種や変わった種類の2×材と類似材
※表記価格は2019年4月取材時の参考価格になります。また、現在は取扱いを休止している場合があります。