達人に訊く
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2021/10/3 11:11

これで万全!チェンソーのアフターメンテナンス術13

チェンソーを使用するたびにしっかりとメンテナンスすれば、愛機が好調を保ち続けるだけでなく、いっそう愛着が増して心豊かになるもの。過去にドゥーパ!本誌で好評だったチェンソーメンテナンス企画をさらにボリュームアップして、13のメンテナンス術を紹介。

*すべてのメンテナンス作業はエンジンが冷えてから行なうこと。また火気厳禁。

撮影モデルはSTIHLのMS 170 C-E。ビギナーにも扱いやすい排気量30.1ccの小型機。価格のリーズナブルさも魅力

 

maintenance 1 全体の破損をチェックする

まず使い終わったチェンソーの外観をひと通り見て、破損や部品の欠落がないか確認する。

とくに防振ゴム(ドライバー先端で指している部品)が切れたり、ヒビ割れたりしていないか要注意。防振ゴムが切れると振動が大きくなり、真っすぐ切るのが難しくなる

 

maintenance 2 ファンハウジングを掃除する

エンジンの冷却風を取り込むファンハウジング。とくにヤニが多い木を伐るとここが詰まりやすいので、汚れを取り除いておく。

木クズなどはブラシでこすり落とす。こびりついた汚れはドライバーなどでそぎ落とす

 

maintenance 3 スプロケット周辺を掃除する

スプロケットカバー、ガイドバー、チェンを取り外し、隠れていた部分を掃除する。

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maintenance 4 エアフィルターを掃除する

エアフィルターが詰まるとエンジンに空気を供給しづらくなり、エンジン性能に影響を与えるので、きちんと掃除しておく。エアフィルターを取り外している間にゴミがエンジンのほうに入り込まないよう、周囲を掃除してからエアフィルターを取り外す。

エアフィルターにはさまざまなタイプがあるが、基本的にフィルターが2~3層重なり、内側のフィルターのほうが目が細かい構造なので、エアガンで掃除するときは内側から吹く(外側から吹くと内側の細かいフィルターにゴミが詰まる)。水洗いOKのものもあるので、それぞれの取扱説明書に従って手入れしよう

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maintenance 5 燃料フィルター、チェンオイルフィルターを掃除する

燃料フィルター、チェンオイルフィルターが詰まっていると、それぞれ燃料、チェンオイルの供給が不十分となり、不具合をきたす。状態をチェックし、詰まりがあれば交換する。

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maintenance 6 シリンダーフィンを掃除する

エンジンシリンダー外側は表面積を増やして冷却性能を上げるためフィン状になっている。ここにゴミが詰まると冷却性能が落ちるので、取り除いておく。

ブラシやドライバーでゴミを取り除く

 

maintenance 7 スパークプラグをチェックする

プラグ先端の電極のすき間が大きくなったり、カーボンがたまったりすると本来の性能を発揮できないので、状態をチェックしておく。プラグ交換の目安は100時間使用。交換の際は、最初についていたものと同じ型番のプラグを選ぶこと。異なる型番のものをつけると性能ダウンや故障の原因になりうる。

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