自動車の荷室の収納力をアップさせる棚作りから、軽トラライフが何倍も楽しくなるキャンパーシェルまで、今すぐ真似したくなるような、自作の荷台活用アイデアが勢ぞろい。愛車が最強のキャンピングカーとなるDIYカスタム術が学べます!
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File01 水対策バッチリ!荷台にスッポリはまるDIYシェルは機能が充実
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製作者…Wさん(65歳/DIY歴45年)
ベース車…スバル・サンバートラック(5MT・セレクティブAWD)
製作費用…改造を繰り返しているので不明
製作期間…約3カ月〜完成未定
これまで、荷台に1人用のテントを張った「1号機」、3枚重ねにしたスタイロフォームをカプセルのように三角に組んだ「2号機」で、たびたび軽トラの荷台泊にチャレンジしていたWさん。だが、どれも使い勝手は良いとは言えなかったので、2015年の秋頃から本格的なシェル作りに着手した。
荷台には普段、大工道具や草刈り機などを積んでいたため、3号機はアオリの上に載せるタイプに。壁は角材で組んだフレームにスタイロフォーム(30mm厚)を入れ、両面に合板(3mm厚)を張り、2×4工法のようにパネルにして組み立てた。屋根はさらにルーフィングを巻き付け、アルミ板を見切り材として使用。「軽トラキャンピングカー自作の難点は水対策に尽きる」と話すWさんは、継ぎ目のコーキングは念入りにし、外壁はベランダや屋上に使う防水塗料を塗り、1液水性ウレタン塗料で化粧。屋根は平らだと水が溜まりそうで嫌だったのでアーチ状にしたそうだ(後述参照)。
その後は、ベンチレーターの取り付け、多機能なキャビネットの設置、荷台部分があいたため床下に収納箱をつけるなど、改良を繰り返したことで居住性がアップ。現在は「3号機改」として、Wさんの旅のお供に活躍している。
シェルの積み降ろし方法
積み降ろしには単管パイプで組んだ架台を使用。両側のアオリを開いてシェル本体の床下に単管パイプを渡したら、架台のスタンドジャッキを回してリフトアップし、軽トラを出し入れする。
Wさんのキャンピングシェル製作ダイジェスト
Wさんの木工スキルが光るシェル本体の製作を大公開!
*掲載データは2017年2月時のものです。