アルミサッシ網戸の交換は業者に依頼すると、都内で1枚1800円からというのが現在の相場。これをDIYでやれば、最初の1枚は専用ローラーなどの工具代も含まれるので1枚1000円程度になるが、2枚目からは網と押さえのゴムの代金だけなので1枚500円程度で交換できる。自分でやればセーブ・マネー。これこそお得で楽しいDIY。
<アルミサッシ網戸各部名称>
<網戸交換作業の主な手順>
- 古い網を押さえている網押さえゴムをはずす
- 古い網をはずす
- 大きさを合わせて新しい網を枠に置く
- 一方の長辺(イラストのA)の網を網押さえゴムで押さえる
- 向かいの長辺(イラストのB)の網を網押さえゴムで押さえる
- 一方の短辺(イラストのC)の網を網押さえゴムで押さえる
- 向かいの短辺(イラストのD)の網を網押さえゴムで押さえる
- 周囲にはみ出した網を切り取る
アルミサッシ網戸の網は、サッシ枠の溝に専用の網押さえゴムで張られているだけなので、道具をそろえ、基本的な作業手順を覚えてしまえば、誰でもDIYで交換ができる。実際に自分で1回交換を体験して、手加減をつかめば、2回目からは、どんなサイズのアルミサッシの網も交換ができるようになる。
作業の大きな流れは、古い網押さえゴムをはずし、網をはがし、新しい網を張り、新しい網押さえゴムで固定すれば、交換は完了する。作業中の細かいポイントは左ページの写真で説明する。専用の工具は網戸用ローラーで、ホームセンターで300円程度。ほかの工具は下の写真のように、どこの家庭にも常備される一般的なものばかりだ。
古い網をはずすには、網押さえゴムを引っ張り出してはずせば、ぱらりと網ははずれる。このとき網押さえゴムは2分の1周ずつ2本取れるので、同じ長さで新しい網押さえゴムも2本用意する。網をはずした溝は古い歯ブラシなどで掃除しておくとよい。
古い網をはずした開口部に新しい網をかぶせ、あまりピンと張らずに、溝から3~10cm外側で、開口部に沿って網を切り分けておく。
溝の線と網の線を合わせたら、網が3~10cmはみ出すようにして、網を網押さえゴムで押し込むように溝にはめていく。網押さえゴムでの固定はまず両長辺からはじめ、次に残った短辺を押さえていく。まだ網が固定されていない長辺に網押さえゴムをはめるときは、網を押さえてくれる助手がいると作業がはかどるが、いないときには、写真のようなクリップで軽く押さえるとやりやすい。
長辺と短辺のすべての網押さえゴムを固定したら、枠の内側にカッターを当て、枠の立ち上がりに沿って余分な網を切り取れば、できあがり。
<使用した道工具>
STEP1 古い網を取りはずす
STEP2 新しい網を取り付ける
*小さい写真はクリックすると大きく表示されます。
*掲載データは2012年6月時のものです。