dopa本誌でこれまで何度かお届けしている物置作り完全リポート。
今回のテーマは、木の壁とはまた違う温かい表情が特徴的な塗り壁だ。
物置とはいえ、その佇まいに心惹かれる、キュートな庭の構造物となるだろう。
作り方は意外とカンタン。DIYで味わい深い作品をモノにできること請け合い!
意外とカンタン!
物置の構造図面
使用した木材
材の種類 | サイズ(mm) | 数 | 使用部位 |
SPF 2×4材 | 1820 | 5 | 床・正面骨組み |
SPF 4×4材 | 910 | 1 | 束柱 |
SPF 1×4材 | 1820 | 3 | ドア骨組み |
SPF 1×1材 | 1820 | 3 | 戸当たり |
ホワイトウッド30×40mm材 | 1820 | 25 | 正面・側面・背面・屋根骨組み |
針葉樹合板(9mm厚) | 910×1820 | 2 | 床、屋根下地、軒天 |
ラワン合板(5.5mm厚) | 910×1820 | 1 | ドア |
ウエスタンレッドシダー 2×6材 | 約700 | 1 | 棚 |
その他の材料
基礎…羽子板つき基礎石4個、砂利(20㎏)1袋、インスタントモルタル(25㎏)1袋
屋根…ルーフィング、屋根材(オンデュビラタイル)4枚、棟カバー(オンデュリン)1枚、オンデュリン専用クギキャップ
壁…ラスカット(7.5×910×1820mm)4枚、下端起こし、シリコンシーラント、マスキングテープ、マスカー、セメント(25㎏)2袋、軽量発泡骨材2袋、発泡スチロール(10mm厚)、セメント壁用シーラー1L、セメント壁用塗料1L、タイル接着剤、タイル、タイル目地材
その他・全体…屋外木部用水性塗料1.6L、丸棒(9mm径)、蝶番、掛け金、ステープル、ビス(19/35スリム/41/65スリム/75mm)
材料費の目安
4万5000~5万円
使用した道具
丸ノコ、インパクトドライバー(ドライバー1番&2番/3.2mm径ドリル/3.5mm径ドリル/9mm径ドリルビット)、ディスクグラインダー(多羽根ディスク)、ノコギリ、ノミ、カナヅチ、タッカー、角度定規、クランプ、カッター、サンドペーパー、サシガネ、メジャー、水平器、脚立、スコップ、自作タンパー、電動かくはん機、トロフネ、練りクワ、コテ、コテ板、左官バケツ、コーキングガン、ローラー、ハケ、筆、塗料用バケット、ゴムベラ、ウエス、ブルーシート
作業の流れ
- 床を作る
- 壁の骨組みを作る
- 屋根を張る
- 壁を張り、各部を仕上げる
- 外壁材を塗る
- 外壁を塗装する
Step1 床を作る
Step2 壁の骨組みを作る
POINT01 勾配は現物合わせ。角度定規があると便利
屋根に雨流れの勾配をつけるため、壁の骨組みの上端に勾配をつける。角度は任意。今回は正面と背面に150mmの高低差をつけることにした。高低差を決めたら、実際に材を配置して、現物合わせで角度を墨つけ。その墨線に合わせて角度を設定した角度定規をガイドにすれば、すべての材を同じ角度でカットできる。
*小さく表示されている写真はクリックすると大きく表示されます。
*掲載データは2013年10月時のものです。