シンプルなデザインのフェンス&ゲート。フェンスは板を横張りし、ゲートは板を縦張りした。フェンスには飾り棚を取りつけ、花やガーデンアイテムを飾れるようにしたのがポイント。
柱を水平&垂直に立てることが重要
リビングから庭を眺めたとき、目の前のフェンスがメッシュパネルのものだったり、ゲートがアルミ製のものだと無機質な印象を受ける。そこで庭の植栽に似合うような木製フェンス&ゲートを作ることにした。
フェンスのデザインは板を横張りしたシンプルなもので、花やガーデンアイテムを飾れる棚をつけた。棚は棚板と箱形のものを製作。箱形の棚は花を飾ると額縁ガーデン風になる。フェンス板にはプランターをハンギングしてもいい。植物によるデコレーションを存分に楽しめるはず。
ゲートはフェンスが横張りだったので、縦張りにした。また、アクセントになるように上部を曲線仕上げにしている。
製作のポイントは、基礎を設置する位置をそろえることと柱を水平&垂直に取りつけること。基礎を正確に設置するには水糸が必要。水糸をピンと張って、すべての基礎の位置がそろっているかを確認したい。柱を取りつけるときは水平器で垂直を、水糸で水平をしっかり確認しながら取りつけていく。また、フェンスの板を2段目まで取り付けても柱がグラグラするときは地面に杭を打って柱に固定するといい。
製作のポイントをしっかり押さえればフェンス板と棚の組み立ては簡単。花を飾れるフェンス&ゲートなので、作り終えたらDIYだけじゃなくガーデニングにもはまってしまうかもしれない。
【フェンス&ゲート正面図】*単位はmm
【木取り表】*単位はmm
【その他の資材】
ゲート用ラッチ、蝶番(ヘビーTヒンジ6インチ)、羽子板、基礎石6個、砕石2袋、ボイド管(125mm径・4000mm)、ドライモルタル(2袋)、ビス(45mm)、油性塗料
材料費…約5万円
【主な使用道具】
インパクトドライバー(ドライバービット/3mm径ドリルビット)、丸ノコ、カナヅチ、プラスチックハンマー、ノコギリ、ジグソー、クランプ、スピード定規、サシガネ、メジャー、水平器、ハケ、コテバケ、スコップ、水糸、トロフネ、練クワ、モルタルひしゃく、タンパーなど
STEP1 基礎を作る
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STEP2 塗装&柱を立てる
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STEP3 フェンス板&棚を組み立てる
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STEP4 ゲートを作る
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写真◎江藤海彦、ドゥーパ!編集部
【製作指導】
白井 糺 Tadashi Shirai
世田谷区の工房では木工教室などを開催。クラフトマン世田谷代表として被災地支援活動などを行なっている。