シンプルなウッドデッキ作りをベースに、作り方の基本を学ぶ本企画。今回は、ウッドデッキ作りで最も楽しい床張り作業を解説!
今回製作したフェンス&ベンチつきのデッキ。広さは幅5400×奥行2790mm。これを例に製作手順を解説する
ウッドデッキの床
目に見えて完成に近づいていく床張り作業はデッキ作りの中でいちばん楽しい時間だ。
ビス留め位置をそろえると見栄えよく仕上がる
土台が完成したら床板を張っていく。土台でしっかり水平が出ているので、多少ねじれや反りのある材でも押したり引いたりしながら張ると、きれいに接合できる。
また、床板は基本的に木表(年輪の外側)を上にするが、木肌の美しさを優先して木裏(年輪の内側)を上にしてもよい。
床板を張るときは、デッキ上に雨水がたまらないようにしたり、通気性を良くするためにわずかにすき間をあけて張るのが原則。すき間が広すぎると物を落とす恐れがあるので3〜5mm程度がよい。すき間がまちまちだと見栄えが悪いのでスペーサーを利用するのがおすすめだ。
なお、床板をビス留めするときはビス留め位置をそろえること。そうすることで見た目にも美しく仕上がる。
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01 床板は長さ約3600mmと約1800mmにカットしたものを交互に張っていく(2枚の板が根太の上で合うようにする)。1列目の床板は掃き出し窓の水切り下に合わせて接合する 02 根太の上に床板を置き、現物合わせでカットしていく。一度に木取りせず、現物合わせでカットしていくと間違いがない 03 スペーサーを挟んで床板を張る。すべての床板を配置してから一気にビスを打ち留めるので、このときは仮留め(対角に1本ずつビスを打つ)でOK。板の端部にビスを打つときは下穴をあけてから 04 木村さんが自作したスペーサー。3mm厚程度のゴムパッドに取り外しやすいフックを取りつけた 05 端の床板は長いまま張り…… 06 まとめて墨つけし切り落とす。写真正面側の床板は根太の端に合わせた 07 丸ノコで端の不要部分を切断する。床板の出幅は約30mm 08 床板にチョークラインでビス留め位置を墨つけする 09 一気にビス留めしていく 10 写真のように床板を足で踏みながらビスを打つと力をかけやすくなり、安定してビス留めできる 11 仕上げに幕板を張る 12 床板、幕板を張ると一気にデッキらしい姿になる
丸ノコで床板を割く
施工場所の都合で、床板をそのまま張れない場合がある。そんなときは平行定規をつけた丸ノコで板を割くといい。
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01 このように端に半端なスペースがあいたときなどに有効なテクニック 02 必要サイズを計測して、平行定規の位置を固定したら丸ノコで木材を割く 03 必要な長さよりも少し長めに切る 04 丸ノコで材を必要な長さにカットすれば完了
床板張りパターンのいろいろ
ウッドデッキは床板の張り方次第で個性的に仕上げることができる。ここでは根太の配置とともに、いくつかの床張りパターンを紹介したい。想定サイズは、1800×1200mmとした。想定使用木材は床板と根太が2×6材、束柱が4×4材。

写真◎佐藤弘樹、福島章公/イラスト◎丸山孝広
木村博明 Hiroaki Kimura
今回のウッドデッキのデザイン・施工を担当したのは木村グリーンガーデナーの代表(写真左)。SOU・SOUのウェアを身にまとって作業するおしゃれな庭師。モダン和風なガーデン施工に定評がある。「TVチャンピオン 極」(テレビ東京系)のガーデニング王決定戦で優勝。写真右は蔭山さん。親方である木村さんの指示を受け、テキパキと木材の切断、接合を担当。