田舎暮らしの頼れる相棒、チェンソー。薪作りや枝打ちなど日々の仕事を能率的にこなすには欠かせない道具だが、価値はそれだけにとどまらない。もっとクリエイティブなDIYを楽しませてくれるし、じっくり大切に整備するほどに愛着を感じさせてくれる味わい深い機械でもある。そんな素晴らしきチェンソーライフに誘ういくつかのノウハウを紹介しよう。
チェンソーで木を加工して家具やオブジェを作る……これほどダイナミックでワイルドな木工はない。せっかくチェンソーを手にしたなら、ぜひその楽しさを味わいたい。入門編として、たとえばサインボード作りなどはいかがだろう。
Step 1 文字の輪郭を彫る
立体的な文字が重なりながら連なっているように見えるサインボードを作る。まずは文字全体のアウトラインを彫る。
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Step 2 文字を立体的にする
各文字の右端から左端に向けて傾斜がつくように表面を欠き取り、文字が重なる部分に段差をつける。
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Step 3 仕上げの装飾を施す
最後に好みに応じて装飾を施せば完成。ここではチェンソー木工らしいワイルドさを強調する仕上げに。
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曲面でも作業手順は同じ
文字を彫る面が曲面であっても、作業手順は変わりない。丸太のままサインボードを作るのも面白いだろう。
写真◎門馬央典
栗田宏武 Hiroaki Kimura
カナダで開催されるチェンソーカービングチャンピオンシップで3年連続チャンピオンに輝いた経歴を持つ、国内チェンソーアーティストの第一人者。