maintenance 8 マフラーの吐出口を掃除する
不完全燃焼によるカーボンの発生は、チェンソーに使われている2サイクルエンジンの宿命。マフラーの吐出口にカーボンが詰まっていないかチェックする。なお、メーカー指定のエンジンオイルを使えば、カーボンの発生は比較的抑えられる。
maintenance 9 チェンオイルの吐出口を掃除する
チェンオイルの吐出口にゴミが詰まると、オイルの供給を妨げ、トラブルにつながる可能性も。状態をチェックし、必要があれば掃除する。
maintenance 10 チェンスプロケットをチェックする
チェンスプロケットは消耗品。ソーチェンによって摩耗し、溝ができてしまう。溝の深さが0.5mmになったら交換すべきなので、状態をチェックしておく。なお、各部品の交換時期の目安として「1:2:4の法則」というものがある。ソーチェンを2本使ったらスプロケットを交換し、スプロケットを2個使ったらガイドバーを交換。つまり、ガイドバー1本:スプロケット2個:ソーチェン4本の使用期間が同じというものだ。
maintenance 11 ガイドバーを掃除して、各部をチェックする
ガイドバーの溝やチェンオイル用の穴を掃除する。その際に、ガイドバーが変形していないかチェックしておく。
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maintenance 12 ソーチェンを掃除する
ソーチェンに付着した木のヤニを掃除する。ワイヤーブラシでざっとこすればいいが、ワイヤーブラシによって刃が傷つくので、あとで必ず目立てを行なうこと。また、ソーチェンの各パーツをつないでいるリベット周辺にガタつきがないかチェックしておく。ガタついていたら、リベット穴が広がり、切れやすくなっているということだ。
からまったチェンをほどくコツ
ソーチェンをはずして作業していると、いつの間にかグチャグチャにからまっていることが。そんなとき、1カ所ずつほどこうとすると、別の所がより複雑にからまってしまうのでNG。輪になっている部分を2カ所持ってほどいていくのがコツだ。
maintenance 13 ソーチェンの目立てをする
チェンソーは、常に刃の切れ味を良好にしておくことが大切。そのために、こまめに目立てをする。目立て作業は、丸ヤスリで刃を研ぐだけのシンプルなもの。ただ、正確な角度でヤスリを当てる必要があるので、とくにビギナーは補助具を使うと便利だ。また、目立ての後には、刃の出幅を決めるデプスの調整も行なう。
【目立ての手順】
【デプスの調整手順】
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写真◎門馬央典/アドバイザー◎相信武司(STIHL)