屋根が瓦やスレートでも、ひさしはトタンという家は多い。新築時にはしっかり塗装されていても、5年から10年で塗装の効果が弱まるという。サビで穴のあく前に再塗装する。
きれいな塗装のコツはていねいな下準備!
ひさしの再塗装作業では、基本的に脚立上での作業になるので、脚立を設置する地面がしっかり安定しているかを確認すること。
塗装する部分は平滑できれいであれば、塗装自体は誰でも簡単にきれいに塗れるもの。塗装前の下準備を念入りにしておくことが、きれいな塗装のポイントだ。
古い塗装やサビを落とすには、スクレーパー、真ちゅうブラシ、電動サンダーなどの道具を使う。広い部分は電動サンダーやスクレーパー。狭い部分には真ちゅうブラシが使いやすい。削ったり、研磨する作業が済んだら、ウエスできれいにぬぐっておく。
塗らない範囲を汚さないためのマスキングもていねいに、徹底的に張り巡らしておく。今回のようにローラーバケを使う場合は、ローラーバケの長さも考慮してマスキングしておかないと塗装しなくていい壁部分に塗料がついてしまうので、よく観察してていねいにマスキングする。
塗装は、塗料をしっかりかくはんして開始する。ハケ塗りの場合、塗料は少なめに取り、ハケは立てて塗る。とくに垂直部分は厚塗りせず、塗料が垂れないように塗る。ローラーバケはまんべんなく塗料を取ったら、よくしごいて取り過ぎた塗料を落としてから塗装する。
ポイントは本塗装の前に、トタンの素地まで出た部分を、ハケを使って拾い塗りしておくこと。下ごしらえをしっかりしておけば、本塗装は簡単。ローラーブラシを使い均一を心がけて塗れば、誰でも失敗なく塗装できるはずだ。
アサヒペン水性シリコンアクリルトタン用3Lを使用。酸性雨、酸性雪、排気ガス、塩害に強い超耐久塗料
再塗装には塗装道具以外に、古く浮き上がったり、はがれかけた塗装や、サビを落とすための道具も必要になる。写真は右からローラーバケつぎ柄、シーリングガンと変性シリコン充てん材、サンドペーパー、スクレーパー、ローラーバケ、ワイヤーブラシ、水性トタン用ハケ、マスカー、マスキングテープ、トタン用塗料、バケット型ローラートレイ
数十年は経ったと思われるひさし部分。全体に塗装部分の劣化がはっきりと見てとれる
Step1 下準備
01-1 古い塗装やサビ落としの作業はスクレーパーで剥いだり、ワイヤーブラシでこすって落とす 01-2 古い塗装やサビ落としの作業はスクレーパーで剥いだり、ワイヤーブラシでこすって落とす 02 古い塗装やサビ落としの作業はスクレーパーで剥いだり、ワイヤーブラシでこすって落とす 03 古い塗装やサビ落としの作業はスクレーパーで剥いだり、ワイヤーブラシでこすって落とす 04 はがれかかった塗膜や、サビを取り除いたら、ウエスで研磨カスをきれいに拭き取る 05 必要なら塗装前にコーキングしてすき間やひびを補修する。コーキング剤は施工後塗装が可能な変性シリコンを使うこと 06 塗装部分から塗料がはみ出しても、周囲が汚れないようにマスキングする。写真はひさしの下側のマスキングをしているところ 07 ひさし奥の壁立ち上がり部分をマスキング。マスキングには外装用のマスキングテープを使うこと *一部SNSでは表示されません。本サイトでは閲覧いただけます
Step2 塗装
01 塗膜、サビを取り除き素地が出た部分をハケで拾い塗りし、しっかり乾かす 02 塗装を中断するときはバケットにラップをかけ、ハケは水を入れたレジ袋に入れておくと塗料が乾きにくい 03 本塗りで広い部分を塗るにはローラーバケが圧倒的に使いやすい、また手が届かない所は、つぎ柄で延長すると楽に作業できる 04 アサヒペンのローラーバケに専用のアサヒペンローラーバケつぎ柄をつけた状態。つぎ柄は120cmまで伸びる 05 ローラーで塗り残した入隅の細かい部分はハケで塗る。ハケは立てて持ち、一度にべたっと塗らないように注意 06 塗料が完全に乾く前、半乾きの状態でマスキングテープをはがしていく 07 塗装前とは見違えるほどきれいに再塗装できたひさし *掲載データは2016年10月時のものです。