自動車の荷室の収納力をアップさせる棚作りから、軽トラライフが何倍も楽しくなるキャンパーシェルまで、今すぐ真似したくなるような荷台活用アイデアが勢ぞろい。愛車が最強のパートナーとなるDIYカスタム術が学べます。
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File02 パネル工法と軸組工法をミックス!三角屋根のかわいいキャンパートラック
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製作者…Aさん(61歳/DIY歴45年)
ベース車…ニッサン・ダットサントラック(キングキャブAX 32D)
製作費用…約30万円
製作期間…約5カ月
東日本大震災をきっかけに、動く非常持ち出し袋をコンセプトにした軽トラキャンパーを製作したAさん。そんな彼が次に製作したのが、ダットサントラックをベースにしたキャンパートラックだ。
気になるシェルの作り方だが、手近にある木材をあらかじめ、20mm、40mm、80mm幅に加工。自ら扱いやすいサイズの規格材を作って組み立てをスタート。シェルのフレームはパネル工法で組み立てているのだが、そのパネルの組み立てには継ぎ手とボルトを多用し、各部をがっちり接合。パネル工法と軸組工法をミックスしたユニークな作り方で、走行時の振動や強風に負けないシェルを作り上げた。また壁パネルには単管パイプを通してあるのだが、このパイプがシェルを補強すると同時に積み下ろしの際にも役立つアウトリガーに変身するのがミソだ(詳細は後述参照)。
また、パーマカルチャー講師を務めるAさんのキャンパーにはオフグリッドなアイデアも満載。屋根にソーラーパネルを載せ、太陽光エネルギーを室内の照明や電化製品に利用するのはもちろん、天ぷら廃油を燃料に走行できるよう改造された地球に優しいキャンパートラックでもあるのだ。
シェルの積み降ろし方法
Aさんのキャンパーシェルは、左右壁面に取り付けられた計4本のアウトリガーを地面に直立させることで自立させることが可能。これで簡単にシェルを脱着できてしまうというわけだ。
Aさんのキャンピングシェル製作ダイジェスト
パネル工法と軸組工法をミックスしたという、Aさんのシェル本体の製作を大公開!
写真◎佐藤弘樹、製作者提供
*掲載データは2017年2月時のものです。