いよいよ夏本番、じっとしていても暑い日本の夏がやってきた。じっとしていても暑いなら、むしろ体を動かして涼しさを呼び込むグッズを手作りしてしまおう。そこで、「カーテン」をキーワードに編集部員が五感で涼むカーテンのDIYにトライ。どんな作品ができたのか?
作品1 庭に渓流の涼しさを呼びこむウォーターカーテンを作る
流れる水の周囲は涼しい。そこで小宮は考えた。山道で渓流の側を歩くときに感じる、自然な涼しさをDIYで再現しようと。それがこの作品のテーマ。
材料は編集長宅の端材ボックスにあった40mm径程度の竹、長さは1200mm程度のもの。ここに細かい穴をあけ、節を抜いてホースを差しこみ、水を流せば岩肌を流れ落ちる白糸の滝といった趣となるのだ。
ポイントは竹にあける穴のサイズと、ホースと竹筒との接合方法。
竹にあける穴は、接合部から離れるほど大きくすると水の流れは均一になる。竹筒の長さを大体3等分して、ホースに近い3分の1の穴は2mm径、真ん中の3分の1は2.5mm径の穴、ホースから一番遠い端の3分の1は3mm径の穴をあけている。物体の内部にかかる水圧はどの方向にも均一なはずなので、穴の大きさは均一でいいはずなのだが、たぶんどこかで水が漏れるかしていたのだろう。ホース接合部より離れるにしたがって穴を大きく調整したほうが水の流れは均一になった。
また接合部は思いがけず水圧がかかるようなので、節を抜く径を正確に加工して、ねじこみ式のバルブなどを使ってがっちり取りつければ、作品としての完成度は増すだろう。
半日でできる工作なので、興味のある方はぜひ作ってみてください。うまくいくと気持ちいいですよ。
<使用した材料>
<使用した道具>
<製作手順>
写真◎伊勢和人/作◎ビッグマン小宮