子どもは元気で外遊びがいい。走り、飛び、駆けまわる。よじ登り、はしゃぎ、大喜びする。そんな幸せな光景を見たければ、子どもたちが楽しめるDIYに挑戦してみませんか? ついでに大人たちも楽しんでみませんか?
<記事内ギャラリー>
作品File05 がんばって登った達成感を味わえる2段デッキ
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製作者…Oさん(65歳・自営業)
DIY歴…35年
作った期間…2週間
作った費用…約10万円
水道局の跡地に作られたさぎ沼なごみ保育園は、水道局の名残である高さ2mほどの塀を門柱に使っている。
週に1度、園で木工教室などを開く大前武さんは、その門柱を隠すデッキテラスをDIYしたいと考えた。
「製作にあたり、園長から〝できるだけ登りにくいデッキ〟を提案され、階段がないものにしました」(Oさん)
園庭に高さがある箱を置き、子供たちが登る様子を確認する。60cmからはじめて、最終的に登るのに手こずっていた90cmに決めた。そして、2×材を縦、横とも90cmのユニットにしてサイコロ状に組みあわせてデッキを製作する。
完成したデッキは2段デッキ。2段目に上がると高さ約2mの世界だ。子供たちは、がんばらないと見られない風景を楽しんでいる。
45度の角度切り
2段デッキは、どの面からも木口を出さないように製作された。そこで、2×材のユニット部分は、ユニット同士が接する面すべてに45度の角度切りがされている。この加工によって、どこから見ても同じ形になり、デザイン性も保たれた。また、「縦横の方向性がなく、子どもの引っかかりが少ないかも」と、Oさん。
*掲載データは2009年6月時のものです。