趣味のスピーカーや家具作りのために作った工房&趣味部屋。寝泊まりできる設備もついて、製作に没頭できるし、宴会だって楽しめる! 至れり尽くせりな空間。
<記事内ギャラリー>
大型の木工機械が置かれた工房内。200V電源を入れている。床はコンクリート土間。ペンキで塗装した チューダー様式風に張った白い胴縁がアクセントになっている 趣味部屋の壁も吹き付け仕上げ。壁をスクリーンにしている。天井は見切りを使わなくて済むように格子状に板を張りつけた 屋根トラスの梁部分は2本の2×4材を接ぎ合せて作った。接触面積が大きいほど強い材になるのだとか。斜辺と水平の材が交わる付け根に合板を張った。面でしっかりと支えるため、張りつけには接着剤とビスを使用 手作りの作業台。天板の側面にバイスを取り付けているほか、天板面に材の固定に便利なベンチドックなどを差し込める穴なども作られている 自動カンナから排出される細長い木くずだけが入るダストボックス。ブロワーの入り口で詰まったため、自動カンナの木くずのみ分離するようにした 集じんシステムは200Vで稼働する。100Vのリモコンスイッチ&マグネットスイッチで遠隔操作できるようにした 趣味部屋に置いている椅子用のジグ。ひじ掛けの高さ、座板の幅と奥行きの調節が可能で体に合った椅子を作れる
大型の木工機械が置かれた工房内。200V電源を入れている。床はコンクリート土間。ペンキで塗装した
チューダー様式風に張った白い胴縁がアクセントになっている
<DATA>
施主…Kさん(53歳・設計士)
DIY歴…約15年
製作費用…120万円
実働製作期間…約6カ月
面積…約85㎡

DIYの拠点は没頭しすぎてもほろ酔いしてもOK!
畑の一角に立つKさんの工房&趣味部屋。農家からこの土地が売りに出ていると教えられ、趣味のスピーカーや家具作りの生産拠点にと購入し、セルフビルドした。
キットハウスのカタログを参考に小屋のイメージをかためる。設計は、資材を安価に抑えることを目標に行なった。
基礎はベタ基礎で、小屋は2×4工法。先に工房を完成させ、シャワーやトイレなどの水回りスペースと寝床を備えた趣味部屋を建て増しした。
2×4材と構造用合板で作った壁パネルを立ち上げ、2×4材で作った屋根トラスを900mm間隔で載せ、屋根材を張っていく。自然光を取り入れるため、屋根の中央部はポリカ波板を張った。外壁は住宅の外壁仕上げ材に使われる骨材入りの塗料をスプレーガンで合板に吹き付けて仕上げている。
建て増しした趣味部屋側は、内装を作るため、配線の修正が容易にできなくなる。事前の設計は工房以上に念入りに行なった。また、地下に浄化槽を埋めるなど、地下スペースへの施工があり、工房を建てたときより手間が掛かった。
自作スピーカー、家具などを販売することがKさんの目標。泊まり込んで作業に没頭できる場所ができ、目標がグッと近づいた。なにより「飲んじゃっても大丈夫」なのでちょっといい気分で作業できます。
趣味部屋の壁も吹き付け仕上げ。壁をスクリーンにしている。天井は見切りを使わなくて済むように格子状に板を張りつけた
屋根トラスの梁部分は2本の2×4材を接ぎ合せて作った。接触面積が大きいほど強い材になるのだとか。斜辺と水平の材が交わる付け根に合板を張った。面でしっかりと支えるため、張りつけには接着剤とビスを使用
手作りの作業台。天板の側面にバイスを取り付けているほか、天板面に材の固定に便利なベンチドックなどを差し込める穴なども作られている
自動カンナから排出される細長い木くずだけが入るダストボックス。ブロワーの入り口で詰まったため、自動カンナの木くずのみ分離するようにした
集じんシステムは200Vで稼働する。100Vのリモコンスイッチ&マグネットスイッチで遠隔操作できるようにした
趣味部屋に置いている椅子用のジグ。ひじ掛けの高さ、座板の幅と奥行きの調節が可能で体に合った椅子を作れる写真◎佐藤弘樹
*掲載データは2013年2月時のものです。