バイクガレージ、かつ自分の居心地のいい隠れ家、兼家族みんなのアウトドア用品を収納できる、多目的なマイガレージ。市販品に気に入ったモデルがないから自分で作ってしまいました。
<記事内ギャラリー>
<DATA>
施主…Sさん(35歳・自営業)
DIY歴…5年
製作費用…25万円
実働製作期間…45日
面積…9.4㎡
居心地のいいガレージ作り
以前、ハーレーの盗難に遭い、家を持ったら必ずガレージを手に入れると考えていたSさん。いよいよガレージを購入しようかと、カタログなどあたるものの、自分のイメージや予算などに合うガレージが見つからない。見つからないなら自分で作ってしまえ、それも「ひとりで」と決心したときから、DIYのガレージ作りが始まった。
基礎は重量ブロックの布基礎に、あとでコンクリート土間仕上げ。構造は2×4工法を採用して、壁下地、防水シート、スギ材の壁仕上げ。屋根は小屋組みに屋根下地、ルーフィング、アスファルトシングル仕上げとなっている。
製作前に「ひとりでやる」と決めてしまったので、ガレージの設計から仕上げまで、全部ひとりでやり遂げた。木工は家具作りの経験があるので、イメージどおりに楽しい作業だったが、コンクリートを使う左官作業は初チャレンジ。基礎や土間を作る左官作業での800kgにもなったコンクリートとの格闘は、まさにチャレンジ。人生で一番疲れた思い出になったという。
内装は建物が完成してから、少しずつ作りこみ、使いやすく居心地のいいガレージにしてきたという。その甲斐あって、現在では奥さん曰く「一度中に入るとなかなか出てきません(笑)」。というお気に入りの場所になっている。
写真◎高島宏幸
*掲載データは2013年4月時のものです。