「ちょっとココ押さえてて」、「そっちもう少し持ち上げて」…、そんなことを気軽に頼める相方がおらず、切ない思いに駆られたことがあるDIYerは少なくないはずだ。
運がよければ、ものわかりのいい優しい奥さんや子供が手伝ってくれるかもしれないが、それだって、それぞれに予定もあるし、機嫌の良し悪しもあるし…。
ならばDIYerよ、ひとりでも不自由なく作業を楽しめる術を身につけようではないか!
まず知るべきは、クランプだ。そして、同士たちが編み出したテクニックだ。
これで、ひとりDIYがますます愉快になること間違いなしだ~!
*クランプの種類と使い方編はコチラ!
*万力の種類と使い方編はコチラ!
*F型クランプの自作編はコチラ!
*現場で活かせるクランプ使用例9連発編はコチラ!
みんなが実践する裏ワザ、集めました!
ひとりDIYに役立つ素敵なテクニック集
ひとりDIYをサポートしてくれるのはクランプだけじゃない!
身近にあるアノ道具やコノ資材も、使い方次第で便利アイテムに変身!
全国のひとりDIYerよ、知恵で勝負だ! じゃんじゃん応用すべし!
1、長材をビスの仮打ちで支える
長い横材を留めるとき、ひとりで水平を保持しながらビスを打つのは難しい。そんなときは材の下端に合わせてビスを仮打ちし、その上に材を載せれば問題解決!
2、長材の片端をジャッキで支える
ガレージの外壁を丸太の半割りで仕上げた千葉県のYさん。この半割り材の長さが約3.5mあって、ひとりで水平に保持するのが大変。そこで山口さんが思いついたのが、片端をジャッキで支える方法。なるほど、これなら微妙な調整にも都合よさそう。
3、長材の両端を端材の仮留めで支える
小屋を作っていた編集部メンバーが、垂木の木口に3mの幕板をビス留めしたいが、ひとりではどうしても水平に保持できず、思いついた策。両端の垂木の下面に端材を留め、その上に幕板を載せれば、ラクに正確なビス留めが可能に!
4、結束バンドをコーナークランプに
宅配物を梱包していた結束バンドは、そのままコーナークランプとして利用可能。巻いて締めただけではどうしてもすき間ができるから、端材をクサビにしてテンションをかければ、簡易コーナークランプの完成だ。
5、自作クサビで材を保持
材を上に突き付けてビス留めしたいときなど、片手で材を正確に突き付けながらビスを打つのが難しい。そんなときは材の下にクサビを入れて、材を固定してしまえば作業がラク! クサビは端材を適当に斜めにカットすれば作れるから、とてもお手軽。
6、自作つっかい棒で材を保持
壁に蝶番を介して折りたたみ式の作業台をつけるときに、自作つっかい棒で材を支え、蝶番をビス留め。自作つっかい棒は、床から材までの寸法にあわせて端材をカットすればできあがり。床や地面からの高さがさほどない範囲なら、さまざまな場面で使えそうなテクニック。
7、両面テープで仮留めして正確にビス留め
ビス留めする際に、あらかじめ両面テープで固定しておくと、材がズレる心配がなく、とてもラクに正確にビス留めできる。とくに、繊細さを要求される小さい材の接合には有効。ガレージ6142の白井さんは、棚作りで、棚受けのアルミアングルを側板に留めるときに、このテクニックを使ってました~。
8、あらかじめ仮打ちで素早くビス留め
ビス留めの際、材を突き合わせてからビスを打ち始めると、ビスの先端が滑ったりして手間取るうちに材がズレてイライラ……。材を保持してくれる人がいないひとりDIYではよくあるパターンだ。プロの作業でよく目にするのが、あらかじめビスの先端を材に打ち込んでから、接合箇所に突き合わせる方法。これなら素早くビス留めできるから、材の保持が大幅にラクに!
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*掲載データは2012年4月時のものです。