「俺の(私の)庭が一番居心地がいいんです!」
そんなDIYerたちの個性溢れるフェイバリットガーデンをご覧あれ。
10回目となる今回はプロが作る最高の居場所を紹介!
<記事内ギャラリー>
File10 ウッドデッキを生かすのは、開閉式の壁と落葉樹!
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主要デッキ材…防腐処理済みSPF
デッキ面積…約16㎡
主な設備…開閉式の壁(引き戸)、落葉樹
これぞ、住宅地で本当に活躍するウッドデッキの形だ。3面を母屋に囲まれた庭にデッキを作り、唯一、周囲に向かって開け放たれた面には、引き戸を装備。人目が気になる時間帯には引き戸を閉じ、気にならないときは開ける。いわば開閉式の壁を設けることで、住宅地でも常に落ち着いて過ごせるガーデンリビングとなる。
確かにここで紹介する例は、3面を母屋に囲まれた庭だから可能なデザインだが、そうでなくても、デッキの隅に新たに柱を立て、その柱までの間に引き戸を設けるなどすれば、近い状態に仕上げられそうだ。
四方を囲ったプライベート感重視のデッキでは、空とのつながりが、より強く意識される。そして、空との関係性を絶妙に調節してくれるのが、落葉樹だ。夏には葉を茂らせ、厳しい陽射しをさえぎる天然のパラソルとなり、冬には葉を落とし、暖かな陽射しをデッキに通す。
「デッキだけじゃなくて、家の中も夏は涼しくなるし、冬は暖かくなるんです」
と、十数年にわたり落葉樹の恩恵を受けてきた住人も、太鼓判を押した。
取材協力◎グリーンギャラリーガーデンズ/写真◎福島章公
*掲載データは2013年2月時のものです。