蝶番&金具を使いこなせば、作品の幅が広がる! グレードがアップする!
最もベーシックな平蝶番を筆頭に、自由蝶番、フラッシュ蝶番、バネ蝶番…といった、機能性・デザインの異なるさまざまな蝶番の特徴と使い方を解説した、不定期連載企画をお届け。
今回は平蝶番をモデルに、蝶番の基本的な取りつけ方を詳しく紹介。
*蝶番の基本構造についてはコチラをチェック!
<記事内ギャラリー>
Hinge1-2 平蝶番
蝶番をビス留めする前の位置確認
実際に材に平蝶番を固定する場合は、蝶番の裏表を確認するとともに、材の合わせ面(線)に対して正確に蝶番の軸線が一致しているか確認してからビス打ちする。必要なら、マスキングテープなどで、蝶番を正しい位置に仮留めしてからビスを打つなど工夫したい。
蝶番の取りつけに使う工具類
木部に使う一般的な蝶番は、付属のビスで固定する。ビスはビス穴の真ん中に固定されないと、蝶番の取りつけ方向がずれて、蝶番が動かないなどのトラブルになる。そこでビス穴の真ん中に下穴を打つための道具が必要になる。下穴は小さなビスなら千枚通しや錐を使い、大きなビスでは下穴錐やドリルビットを使ってあける。またビスの大きさ(プラス1番や2番)によってビスを留めるドライバーや、ドライバービットも使い分ける。
下穴あけの道具例
・千枚通し
・貫通式の千枚通し
・2mm~3mm径のドリルビット
・センタードリルビット
ビス打ちはビットサイズを合わせる
蝶番の取りつけ手順例
*小さく表示されている写真はクリックすると大きく表示されます。
*掲載データは2014年8月時のものです。