筆者は最近究極のソロクッカーを求めて、ロッジの丸底、スノーピーク コンボダッチデュオ、ユニフレームの6インチなど、コンパクトなスキレットを買い漁っている。調理やメンテナンスのしやすさ、取り回しのよさ、スタッキング性において、どれも感動レベルの魅力があるのだが、使っていて何かがいつもしっくりこない。ソロキャンプ用としては、サイズがオーバースペックなのだ。
キャンプ場にログインし、ちびちびと(いや、割と豪快に)飲みながら設営を終えた時点で、もはや量は食えない身体になっている。つまみ程度で十分なのである。
しかもスキレットはなかなかにかさばり、スタッキングもしづらく重いゆえ、必然的に出番も減る。そんなサイクルに陥ってしまうのが現実だ。
これぞソロ専用! 待望のミニマムサイズが出た!
そんななか、モノ・トレンド情報誌「GetNavi(ゲットナビ)」3月号の特別付録として、ソロキャンパーに最適なサイズのスキレットがリリースされたという。
早速、同誌編集長の川内一史さんにお願いして、試用させてもらった。
この週末は野営地に出撃できなかったたため、自宅で予行演習。
事前に簡単に油を馴染ませて、シーズニングを完了してからいざ調理へ。
このスキレットを見た時、ビビッときたのがこれ。肉まんだ。
このスキレットなら某人気キャンプアニメで見た、伝説の肉まんホットサンドクッカーサンドらしき調理ができるのではないか。そう期待しながらスーパーで5個入りを早速ゲットした。
完璧すぎるシンデレラフィット!!!!!!!!!!
この肉まん、一般的なものよりやや大きめのサイズなので、コンビニで売ってるタイプはピッタリ収まると予想。
さらに、蓋用に2台目のスキレットを入手。
スキレットは組み合わせることで料理の幅が広がり、同時調理も可能になるので、2台持ちを強く推奨する(蓋があるだけで熱がバランス良く行き渡るので、めっちゃ美味くなる)。
噛み合わせも完璧で、蓋としてもピッタリ。これなら蒸し調理もバッチリいけそう。
両面5分くらい弱火で加熱し、恐る恐る開けてみると。。。
「JOURNAL STANDARD」の刻印が!!!! 美しい。
絵に描いたような完璧な仕上がりだ!
ちなみに裏面はピザみたいな焼き上がり。肉まんのサイズがもっと大きければ両面にきれいな刻印できるかも。
外はパリパリ、中はもっちりで、見た目も味もバッチリ!
肉まん専用スキレットに認定だ!
目玉焼きやじゃがいものガレットもいける!
肉まんが完璧だったので、勢いで朝食の定番目玉焼きも作ってみた。
今回はごく普通にスーパーに売っている卵を1個用意。
じゅわ〜。スキレットは十分に温めてから卵を投入するとよさそう。
じゅわわわわ〜ん。水を投入して、蓋をする。
フライパンで作るよりも、白身に厚みがでるので、いつもよりやや時間をかけて弱火でじっくり焼くのがポイント。
問題なく完成! スキレットがちょうどお皿サイズなので、レストラン気分でこのまま食べられるのも◎。
続いてじゃがいもの千切りとチーズをたっぷり乗せてガレットにも挑戦。
両面を弱火で10分ずつくらい焼くと。。。。
じゃがいの生地がくっつかず、見た目はいまいちw
量が少なかったか(じゃがいも1個分)。
ただ、味はどれよりも美味かった!
使い込むほどに自分だけの味が出せる
使い終わったら、こびれつきは焼き切って、薄く油を塗ってメンテナンス。
使い込むほどに味が出てきそう。
これが雑誌付録のクオリティとは……恐るべし。
ぜひ皆さんも使ってみてください!
使い終わったら、こびれつきは焼き切って、薄く油を塗ってメンテナンス。使い込むほどに味が出てきそう。これが雑誌付録のクオリティとは……恐るべし。ぜひ皆さんも使ってみてください!
【商品概要】
GetNavi(ゲットナビ)3月号
本体価格:900円+税
判型:A4変型判
GetNavi3月号の購入はコチラから!
https://www.amazon.co.jp/dp/B09Q93HSZ9/
■著者
正田省二(しょうだ・せいじ)
元ゲットナビ統括編集長で、現在は株式会社ワン・パブリッシング取締役。ソロキャンプをこよなく愛し、毎週末のように外遊びへと繰り出している。