事例集
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2022/11/29 17:17

庭に調和するナチュラルデザインの物置3連発!/ガーデン収納DIY大作戦!(7)

物置は手作りに限る。

理由その1、あいているスペースに合わせて作れる。
理由その2、収納したい物に合わせて作れる。
理由その3、好みのデザインで作れる。

すなわち物置は、自分の都合に合わせて作ったものと、そうでないものの、満足度の差がとりわけ大きいというわけ。

では、どうすれば自分仕様の物置が作れるか?

そのヒントも答えも、これから紹介する数々の手作り物置の中に、わんさと見つけられるはず。

File01/パーゴラ&デッキつき工房物置はコチラ

File02&03/かわいらしいデザインの個性的な物置はコチラ

File04/モルタル造形の南仏風物置はコチラ

File05/アメリカンテイストのトタン物置はコチラ

File06&07/こだわりのサイクルガレージはコチラ

File08/アンティーク風の物置自転車小屋はコチラ

番外編1/スチール製物置のリメイク術はコチラ

 

<記事内ギャラリー *画像をタップするとご覧いただけます>

 

File09 使用場所別に扉をつけた使い勝手のいい物置

アカマツの角材とスギ板を使って作られた物置。よく見ると、扉がいくつもあるのがわかる

 

左が長物収納。右が小物&資源ゴミ収納。使いやすいよう各扉が独立して開くように工夫がしてある

 

<DATA>
製作者…Hさん(59歳)
DIY歴…20年
製作期間…約1カ月
製作費用…約1万5000円
作品サイズ…幅990×奥行450×高さ1960mm

 

一見してわかるとおり、ドアのたくさんついた物置は、スコップやホウキ、農業資材などの長尺物と資源ゴミなどがきれいに整理できるよう設計された作品。左が長物、右上部が小物、右下部が資源ゴミを収納できるようになっている。なお右側の棚板は取り外し可能なので、両スペースを長物収納に使用する、なんて使い方もOK。

躯体の角材にはほぼすべてホゾ加工や切り欠き加工を施し、見える部分にはクギを使わないという徹底したこだわりぶりも◎。

 

作品の各部品を荷造り用の結束ベルトで固定して組み立て。万力やクランプで固定するより手軽で低コストで済むのだとか

 

物置の支柱下部にはアジャスターボルトを固定。高さ調整が簡単な上、がたつき防止にも一役買っている

 

File10 傷んだミニ収納庫を活用してモアベターな物置を製作

ルーバー下のスギ板を横張りした部分が、新たに作り足したところ。高さが、古い収納庫の倍以上になっている

 

内部を見れば、側板と背板の上部&天井に古い収納庫を再利用していることがよくわかる。アカマツ角材の柱で高さを延ばし、長尺のガーデニング道具もバッチリ収納。棚板は、ホームセンターの「端材詰め放題」サービスでゲットした材だそう

 

<DATA>
製作者…Mさん(51歳)
DIY歴…5年
製作期間…3日
製作費用…約3000円
作品サイズ…幅800×奥行500×高さ2000mm

 

もともと使っていた背の低い収納庫が傷んでしまい、新たな物置の製作を決意したMさん。とはいえ、側板や正面板はまだまだ使えそうなので、再利用することに。さらに、せっかくだから「長尺のガーデニング道具が収まるサイズ」という奥さんの要望にも応え、高さ約2mにサイズアップ。全体を鮮やかな色で塗装したら、なんともポップでキュートな物置ができあがった。もちろん、願いが叶った奥さんの評価は上々だ。

 

ルーバー状の側板の利点は、引っ掛け収納ができること。Mさんの物置ではフック付きの容器を掛けて小物を整理している

 

ドアには中空ポリカの固定窓をつけた。窓枠には壊れたパラソルの骨を活用!

 

File11 ナチュラルガーデンと調和する白いアンティークシェッド

バラに囲まれた庭にひっそりとたたずむアンティークテイストの物置。コンセプトは「バラと小屋」。庭のオブジェとしての存在感もばっちり

 

物置の外壁にも四角いボックスを作り付け、飾り棚に使用。スコップなども壁に取りつけたフックに収納している

 

<DATA>
製作者…Iさん(46歳)
DIY歴…14年
製作期間…約3カ月
製作費用…約4万円
作品サイズ…幅1550×奥行1000×高さ2000mm

 

庭に溶け込むような雰囲気の物置を作るため、1×4材に水性塗料のチョコレートブラウンとホワイトベージュを重ね塗りし、これを壁に使用。蝶番などの細かいパーツもこだわりチョイスなのはいわずもがな。

物置内部は「見せる収納」をコンセプトに、ガーデン雑貨のお店の陳列をイメージしていろいろなサイズの棚を手作りして設置。ただ雑然と物を詰め込むのではなく、オブジェのように見せているあたりはさすが女性DIYer。毎年開催するオープンガーデンのゲストからも大好評というのも頷けます!

 

小屋作りの余り材で様々なサイズの棚を設置。「見せる収納」をコンセプトに小さな雑貨屋さんの陳列をイメージしながら棚などの大きさ、数、配置を考えたそう

 

物置を上から見た様子。見た目重視で作った結果、屋根にも1×4材を横張りにして使用。痛んだら張り替える予定だとか

*掲載データは2013年10月時のものです。