物置は手作りに限る。
理由その1、あいているスペースに合わせて作れる。
理由その2、収納したい物に合わせて作れる。
理由その3、好みのデザインで作れる。
すなわち物置は、自分の都合に合わせて作ったものと、そうでないものの、満足度の差がとりわけ大きいというわけ。
では、どうすれば自分仕様の物置が作れるか?
そのヒントも答えも、これから紹介する数々の手作り物置の中に、わんさと見つけられるはず。
File01/パーゴラ&デッキつき工房物置はコチラ!
File02&03/かわいらしいデザインの個性的な物置はコチラ!
File04/モルタル造形の南仏風物置はコチラ!
File05/アメリカンテイストのトタン物置はコチラ!
File06&07/こだわりのサイクルガレージはコチラ!
File08/アンティーク風の物置自転車小屋はコチラ!
File09~11/庭に調和するナチュラルデザインの物置3例はコチラ!
File12/庭の角にぴったりなペンタゴン物置はコチラ!
File13~15/多彩なアイデア物置3連発はコチラ!
番外編1/スチール製物置のリメイク術はコチラ!
番外編2/玄関ポーチの自転車収納実践リポートはコチラ!
<記事内ギャラリー *画像をタップするとご覧いただけます>
完成から日が経ち、草花に囲まれてすっかり庭に溶け込む薪小屋。Tさん夫妻が居るのが作業場 幅が広い小屋なので、バランスを考えると奥行もそれなりに欲しいと、薪が3列並ぶほどのサイズに。とはいえ、3列並べても真ん中の薪は出し入れしにくいので、そこには自作タンパーなどをしまってある 桁の上には長尺の資材を収納。あきスペースを徹底的に活用するのは基本中のキホン! 作業場の隅には長尺のガーデニング道具を収納 手作りの建物に、市販品をうまく採り入れているのがナイス フックなど、ホームセンターで入手した収納用品を活用している あとは作業場を残すのみの、完成直前の状態。小屋全体の構造がわかりやすい。骨組みはSPF2×4材、床と屋根の下地には合板を使用している。屋根材はアスファルトシングル(Tさん撮影) 柱は4×4材ではなく、2×4材を2本抱き合わせたもの 骨組みの接合には金具を多用している 方杖のデザインもこだわりのポイント 作業台ではドライフラワー作りの最中。台の左手にコンセントがついている 骨組みは家を建てたときに余ったSPF2×4材、ドア枠は1×4材、各面にはOSB(12mm厚)を使用。収納庫の下にはレンガを敷いている 下段の扉をあけると、こんな感じ。内側にはドアのすき間をふさぐための角材を留め、コーキングをしている。最初はなかったが、降雨時に浸水するため追加したそう 下段の扉をあけると、こんな感じ。内側にはドアのすき間をふさぐための角材を留め、コーキングをしている。最初はなかったが、降雨時に浸水するため追加したそう 刈払い機は持ち手だけのために全幅が広がっていて、まともに収めようとすると無駄なスペースができる。そこでSさんが思いついたユニークなアイデアが、持ち手だけを上段に突き出させるというもの。上段の棚板にすき間をあけ、持ち手を下から通すというシンプルな構造だが、これは有効!
File16 居心地イイ作業場つき!ナチュラルガーデンを彩る薪収納小屋
完成から日が経ち、草花に囲まれてすっかり庭に溶け込む薪小屋。Tさん夫妻が居るのが作業場
幅が広い小屋なので、バランスを考えると奥行もそれなりに欲しいと、薪が3列並ぶほどのサイズに。とはいえ、3列並べても真ん中の薪は出し入れしにくいので、そこには自作タンパーなどをしまってある
桁の上には長尺の資材を収納。あきスペースを徹底的に活用するのは基本中のキホン!
<DATA>
製作者…Tさん
DIY歴…10年
製作期間…14日
製作費用…約10万円
作品サイズ…幅5700×奥行1500×高さ2900mm
薪ストーブ生活の必需品といえば薪収納小屋。ストーブをよく使うほど、広いスペースの薪置き場を整え、薪を乾燥させつつ備蓄しなければならない。Tさんの薪小屋のこだわりは、ガーデニング作業などに使える作業場をつけ加えたことと、単なる薪置き場に終わらせないデザインだ。
作業場は、奥さんがガーデニング作業をしたり、Tさんが室内でできないDIY作業(レンガの切断など)をするのに重宝。照明、コンセントを装備しているので、夜でも作業できるし、コード式電動工具が手軽に使用できる。これは電気工事士の資格を持つTさんの強み。
デザインの決め手は、屋根の形状。両端の棟を突き出させたり、作業場部分のみ大きく張り出させたりと、ひと手間ふた手間をかけてスタイリッシュに仕上げている。また、キシラデコールのタンネングリーンによるカラーリングもイイ感じ。奥さんが手をかけるナチュラルガーデンの隅に立つ薪小屋は、景観の一部としても重要な役割を果たしているのだ。
あとは作業場を残すのみの、完成直前の状態。小屋全体の構造がわかりやすい。骨組みはSPF2×4材、床と屋根の下地には合板を使用している。屋根材はアスファルトシングル(Tさん撮影)
作業場の隅には長尺のガーデニング道具を収納
フックなど、ホームセンターで入手した収納用品を活用している
手作りの建物に、市販品をうまく採り入れているのがナイス
柱は4×4材ではなく、2×4材を2本抱き合わせたもの
骨組みの接合には金具を多用している
方杖のデザインもこだわりのポイント
作業台ではドライフラワー作りの最中。台の左手にコンセントがついている
File17 出窓下をスマートに活かすピッタリ収納庫
骨組みは家を建てたときに余ったSPF2×4材、ドア枠は1×4材、各面にはOSB(12mm厚)を使用。収納庫の下にはレンガを敷いている
上段にはスプレー缶などが並ぶ。なお上段の高さは280mm、下段の高さは499mm
下段の扉をあけると、こんな感じ。内側にはドアのすき間をふさぐための角材を留め、コーキングをしている。最初はなかったが、降雨時に浸水するため追加したそう
<DATA>
製作者…Sさん(39歳)
DIY歴…3年
製作期間…3日
製作費用…約6000円
作品サイズ…幅1960×奥行440×高さ850mm
ガーデン収納を作るにあたり、出窓下のデッドスペースに目をつけたSさん。違和感なくスマートに仕上がるように、スペースにピッタリはまる収納庫を作った。庫内は上下2段に仕切り、上にはスプレー缶などを、下には刈払い機を収納。かなり横長になる開口部には、上開き式の扉をつけたが、使い勝手はなかなかいいそう。さてさて、あなたの家の出窓の下、あきっぱなしになってませんか?
刈払い機は持ち手だけのために全幅が広がっていて、まともに収めようとすると無駄なスペースができる。そこでSさんが思いついたユニークなアイデアが、持ち手だけを上段に突き出させるというもの。上段の棚板にすき間をあけ、持ち手を下から通すというシンプルな構造だが、これは有効!
*掲載データは2013年10月時のものです。