机、椅子、ベッド、収納から部屋の仕切りまで。パパ、ママ、ジイジが愛情込めて作った子供のための家具は、どれもDIYならではの独創的なものばかり!
File1 学習机に変身するままごとキッチン
娘さんの2歳の誕生日プレゼントにDIYしたもの。せっかく作るなら長く愛用してもらえるようにしたいと、ままごとキッチンから学習机に変身するものを作った。
市販の学習机の機能をすべて兼ね備えながら、デザインは超ユニーク。テーブルがコンロ&シンク、椅子がキャビネット、デスクキャビネットがオーブン、上部棚が電子レンジと、すべてキッチンツールになっている!
今、ままごとキッチンで遊んでいる娘さんが、数年後に勉強用で使ってくれるのを楽しみにしているそう。
<Data&Profile>
机:幅950×奥行470×高さ1400mm
椅子:幅540×奥行420×高さ370mm
製作者…Nさん(44歳)
DIY歴…7年
製作期間…1週間
制作費用…不明
File2 指を挟まない机&キャスター付きの椅子
息子さんの小学校入学に合わせて、机に向かう時間を少しでも作れるようにとDIYした。製作するときに参考にしたのは、ノスタルジックな小学校の机と椅子。
机は美術室などで使われるような角度のついたタイプで天板が開閉する。天板で指を挟んでケガをしないようにドアダンパーを取り付けた。これにより、ゆっくりと閉まっていく。
また、椅子が重く上手に引けなかったため、椅子にキャスターをつけたり、机と椅子の脚を金物でつなぎアシスト機能をつけた。安全かつ快適に使えるように、工夫が施されている。
<Data&Profile>
机:幅670×奥行470×高さ650mm
椅子:幅310×奥行320×高さ600(座面高330)mm
製作者…Oさん(45歳)
DIY歴…1年
製作期間…2日
制作費用…2000円
File3 天板が折りたためるライティングビューロー
勉強や工作などをリビングで行なう小学生の息子さんのために作った机。「自分で片づけがしやすい」、「リビングのほかの家具に合うデザイン」をテーマにDIY。
使わないときはスッキリとした印象になるようライティングビューロータイプにした。側板に天板、棚板、上板をビス留めすれば本体のできあがり。天板と扉兼デスク面は長蝶番(長さ450mm)で、収納部の観音開き扉はスライド蝶番でそれぞれ組み立てた。
天板下の収納のほか、天板上にも教科書やペン立てなどを置くスペースがある。息子さんは「使いやすいし、片づけるのも楽になった」と、喜んでいるそう。
<Data&Profile>
サイズ:幅640×奥行400×高さ1120mm
製作者…Iさん(40歳)
DIY歴…5年
製作期間…2日
制作費用…8000円
椅子と机のサイズの決め方について
まず椅子を作ることから始める。机はその椅子に合わせて作る。サイズは、子どもと大人では人体比率が異なるので、単純に大人の家具を縮尺して作ろうとすると使いにくくなってしまう。心地よいものにするには、子どものサイズを元に作るといい。サイズの決め方は表のとおり。ただし、成長期を過ぎてからも継続して使用することを想定する家具は既製品のサイズを参考に作ることをおすすめしたい。
*掲載データは2015年2月時のものです。