達人に訊く
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2022/6/28 17:17

ウッドデッキの洗浄と再塗装のコツを徹底解説!/暮らしに生かすDIYメンテナンス(13)

出来たてのころはぴかぴかだった自慢のウッドデッキも、2~3年経過すると塗料も抜けて、がさがさになるし、つやも消えてしまう。そんなときは洗浄と再塗装でリフレッシュ。

 

ウッドデッキの洗浄のコツ

洗浄には、クオファームの木部専用洗浄剤ウッドリバイバーを使用した。この洗剤は木部の変色、汚れや水垢、カビ、日焼けを洗浄するエクステリア専用の洗浄剤。

作業はウッドデッキ上に椅子やテーブル、植木鉢などがあれば、それらをすべてどかして、ウッドデッキ上に何も置かれていない状態にして掃き掃除。土ぼこりや枯れ葉など完全に掃き出してしまう。

掃き掃除が終ったら、ウッドデッキ全面に水をまいて、軽くブラシで洗浄する。ここまでが前段階。

ウッドリバイバーをバケツにあけたら、ブラシにウッドリバイバーをつけて本洗い。ごしごし擦れば、泡だってくるので、ウッドデッキ全面が泡だらけになるように、十分な量のウッドリバイバーを使って洗浄する。ウッドリバイバー1Lで約10平米が洗浄できる。

洗剤で洗浄したら、大量の水で洗剤分をよく洗い流す。泡が見えなくなるまで洗い流す。これで洗浄は完了だ。

 

ウッドデッキの再塗装のコツ

再塗装の前には洗浄したウッドデッキを完全に乾かすことが大切。洗浄から一晩置いて、デッキ面が完全に乾いてから再塗装に取り掛かる。

ウッドデッキの再塗装で一番気をつけることは、塗る色の選択。ウッドデッキに使われるオイルステインは浸透性の塗料なので、塗り重ねるたびに色は濃く黒くなっていく。ちょうど色つきのセロハン紙を重ねていくと、どんな色を重ねても濃く黒く見えるようになるのと同じだ。なるべく同じ色味で再塗装したい場合はナチュラルやクリヤーといった色味の薄いカラーを選ぶ。今回使ったインウッドというステイン塗料ではナチュラル色というもっとも色味の薄いタイプを使用している。それでも若干色は濃くなる。

ウッドデッキ面の乾燥を確認したら、後は再塗装するだけ。面の塗装がほとんどなので、ハケはローラーバケが使いやすい。ローラーバケには長い柄をつけて、あまり腰を曲げずに作業できるようにすると、体も楽だし、塗るスピードもアップする。

塗装に使用したオイルステインはアメリカ製のインウッド。粘度が低く塗りやすく、1度塗りで十分に染み込み、乾けば抜群の撥水性を見せる絶妙のブレンドオイルを使い、ホルムアルデヒド放散なしのフォースター認定も受けている。使用者の評価も高いオイルステインだ。

作業は、塗料がびちゃびちゃしないように、ウッドデッキ面を拭くように塗っていく。塗料が乾くまで塗装面には乗れないので、事前に塗るコースを考えて、必ず脱出できるコースを決めてから作業にかかること。全体が均等に塗りあがったら塗装作業は完了。道具を片付けて、乾燥に一昼夜待てば、よみがえったウッドデッキを堪能できる。

*掲載データは2012年2月時のものです。