ウッドデッキを作るなら、あるいは既にデッキをお持ちなら屋根をつけて、雨天でも使える空間にしてみてはいかがだろうか。
さらに、ちょっとした壁をつければ、適度な開放感とプライベート感を両立する半野外空間が生まれる。
内でもなく、外でもない、風が通り抜ける居心地のいい場所。きっとそれは、ライフスタイルを変えてしまうほどに、効果的なスペースとなるだろう。
そして、そんな魅力的な空間は、十分、DIYで作ることができる。
方法はいろいろあるが、ここでは創刊以来14年にわたってノウハウを蓄積してきた本誌が、もっとも現実的と考える手順を、モデルケース図を使って詳しく紹介していこう。
*step1~2・根太の仮設置編はコチラ!
*step3~4・基礎と束柱の設置編はコチラ!
*step5~6・床板~桁の設置編はコチラ!

<記事内ギャラリー>
01 勾配に合わせて、垂木の端をカットする。まず現物合わせで墨つけする(撮影の都合上、木材は未塗装の状態。以下同) 02 墨線に角度定規を当てて、角度を固定する 03 角度定規をガイドにして丸ノコでカットする。この角度定規をそのままガイドにすれば、すべての垂木を同じ角度でカットできる 04 両端の留め方。まず内側をシンプソン金具A34で接合 05 外側と上側からビスを斜め打ち 06 両端以外の留め方。シンプソン金具LUS24で接合 01 外側の桁と垂木をシンプソン金具を使って接合する。まずは両端から。内側をシンプソン金具H3で接合 02 外側からビスを斜め打ち 03 両端以外の留め方。シンプソン金具H1で接合 04 内側の桁を、垂木にぴったり合わせた位置で柱に接合する 05 ビスを斜め打ちして、内側の桁と垂木を接合する 01 1本目。まず両側からビスで留める 02 2本目以降はまずビスを斜め打ちし(左側)、ビスを真っすぐ打つ(右側)。これを繰り返す 01 丸ノコの刃の出幅を調整する。桁の厚さの半分ぐらいが目安 02 垂木の接合位置を墨つけして、刃の出幅を調整した丸ノコで両端に切り込みを入れる 03 切り込みの間にノミを当て、カナヅチで叩いて削る 04 ある程度削ったら、反対側にノミをあてて削る 05 ノミでていねいに削っていく 06 切り欠き終了 07 端はこのように
切り欠く 02 このように墨つけした。この墨線の寸法を測り、他の接合位置にも写す 03 すべての接合位置に墨つけしたら、墨部分の両端にノコギリで切り込みを入れる。表と裏で切りしろが違うので、正確に斜めに切り込みを入れる 04 ノコギリで入れた切り込みの間をノミで削る 01 2本の桁の端に垂木を実際の角度であてがい、現物合わせで墨つけする 05 切り欠き終了 01 両端以外の垂木をクランプでまとめ、桟を接合する位置を墨つけしたら、桟の厚さに合わせて刃の出幅を調整した丸ノコで細かく切り込みを入れる 02 ノミできれいに削る 03 端はノコギリとノミを使って、このように厚さの半分ほどを切り欠く。ノコギリで正確に切り込みを入れるのがポイント 01 切り欠き部分を組み合わせ、さらにビスで接合する 02 切り欠いた桁と垂木を組み、垂木に桟を組んだ。垂木の先端に幕板をつけて、すっきりとした骨組みが完成
Step7 垂木と桁をつける
桁に垂木を接合する。もちろんビスの斜め打ちなどで接合する方法もあるが、ここではできるだけ簡単に強固な接合を行なうため、シンプソン金具を使った接合を紹介する。
シンプソン金具は2×材用の接合金具。さまざまな接合箇所に対応するよう、いろんな形状のものがラインナップされている。ウェブサイトの他、一部ホームセンターなどで入手可能だ。
垂木の長さは、柱側の桁より適度に張り出すように設定しよう。 垂木をつけてから、柱の内側の面に桁をつける。

<家側の桁と垂木の接合手順>
01 勾配に合わせて、垂木の端をカットする。まず現物合わせで墨つけする(撮影の都合上、木材は未塗装の状態。以下同) 02 墨線に角度定規を当てて、角度を固定する 03 角度定規をガイドにして丸ノコでカットする。この角度定規をそのままガイドにすれば、すべての垂木を同じ角度でカットできる 04 両端の留め方。まず内側をシンプソン金具A34で接合 05 外側と上側からビスを斜め打ち 06 両端以外の留め方。シンプソン金具LUS24で接合 <柱側の桁と垂木の接合手順>
01 外側の桁と垂木をシンプソン金具を使って接合する。まずは両端から。内側をシンプソン金具H3で接合 02 外側からビスを斜め打ち 03 両端以外の留め方。シンプソン金具H1で接合 04 内側の桁を、垂木にぴったり合わせた位置で柱に接合する 05 ビスを斜め打ちして、内側の桁と垂木を接合する
Step8 桟と幕板をつける
垂木の間に、屋根を張るための桟をつける。屋根材の継ぎ目になる位置に、垂木の間隔に合わせてカットした2×4材を接合していく。続いて、垂木の先端に幕板を接合する。これで屋根の骨組みの完成だ。

<桟の接合方法>
01 1本目。まず両側からビスで留める 02 2本目以降はまずビスを斜め打ちし(左側)、ビスを真っすぐ打つ(右側)。これを繰り返す
ちょっとハイレベル!切り欠きを使って屋根の骨組みを作る
各接合箇所に切り欠きを使えば、金具なしでも頑丈な骨組みが作れる。すっきりとして見栄えもいい。ただし、やはりそれなりに手間がかかるし、きれいに仕上げるにはある程度ウデも必要だ。匠の骨組みを目指して、挑戦してみよう。
Step1 垂木を接合する位置に合わせて家側の桁を切り欠く
01 丸ノコの刃の出幅を調整する。桁の厚さの半分ぐらいが目安 02 垂木の接合位置を墨つけして、刃の出幅を調整した丸ノコで両端に切り込みを入れる 03 切り込みの間にノミを当て、カナヅチで叩いて削る 04 ある程度削ったら、反対側にノミをあてて削る 05 ノミでていねいに削っていく 06 切り欠き終了 07 端はこのように
切り欠く Step2 垂木を接合する位置に合わせて柱側の桁を切り欠く
01 2本の桁の端に垂木を実際の角度であてがい、現物合わせで墨つけする 02 このように墨つけした。この墨線の寸法を測り、他の接合位置にも写す 03 すべての接合位置に墨つけしたら、墨部分の両端にノコギリで切り込みを入れる。表と裏で切りしろが違うので、正確に斜めに切り込みを入れる 04 ノコギリで入れた切り込みの間をノミで削る 05 切り欠き終了 Step3 桟を接合する位置に合わせて垂木を切り欠く
01 両端以外の垂木をクランプでまとめ、桟を接合する位置を墨つけしたら、桟の厚さに合わせて刃の出幅を調整した丸ノコで細かく切り込みを入れる 02 ノミできれいに削る 03 端はノコギリとノミを使って、このように厚さの半分ほどを切り欠く。ノコギリで正確に切り込みを入れるのがポイント Step4 各部材を組み、接合部をビスで留める
01 切り欠き部分を組み合わせ、さらにビスで接合する 02 切り欠いた桁と垂木を組み、垂木に桟を組んだ。垂木の先端に幕板をつけて、すっきりとした骨組みが完成 *掲載データは2011年2月時のものです。
イラスト◎丸山孝広