事例集
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2022/8/22 17:17

傾斜地に建てたガレージの基礎はボイド管でガッチリ作りました/みんなのガレージ&工房(5)

田舎暮らしがきっかけで製作したガレージ。スライドドアに描いたひまわりがアクセント! 小屋と地面の段差をなくすため、アプローチまで作った。

 

<記事内ギャラリー>

 

スライドドア上に鳥の巣箱がたくさんつけられている。ローラーとレールは近所の金物店で購入。レールは下側にもつけたがゴミがたまりやすく、なくてもよかったかも…

 

愛車はヤマハドラッグスター250のカスタマイズ。安価で手に入れたカワサキのバイクのリアフェンダーを加工して前面カウルをつけた。右隣は奥様の愛車リトルカブ

 

<DATA>
施主…Sさん(55歳・デザイナー)
DIY歴…37年
製作費用…43万4000円
実働製作期間…5カ月
面積…約17㎡

 

バイクのためにアプローチもDIY

2006年に、Sさんは東京から田舎暮らしを楽しめる場所を求めて、山梨県に移住。

東京時代は愛車のバイクを野天駐車するしかなかった。それだけに、土地にゆとりがある場所に住むなら、ライダー憧れのガレージを作るしかないとDIY。

製作地が斜面だったため、ベタ基礎を予算の都合で断念し、ボイド管の独立基礎を採用。30〜40cmほど穴を掘って、砕石を敷き、捨てコンを入れ、鉄筋をさし、ボイド管をセット。そこにモルタルを流して固めた。この基礎石を12個作り、さらに安定度を高めるため、基礎には鋼製束を3個も設置している。

躯体は2×4工法で製作。床材は12㎜厚合板を2枚敷いた。屋根は採光のため、熱線遮断タイプのポリカ波板を使用。ひまわりイラストが印象的なスライドドアはOSBで作った。小屋を明るい雰囲気にさせているこのイラストは、近所に映画の撮影で使われるような有名なひまわり畑があり、遊び心で描いたのだとか。

小屋完成後にバイクを出し入れするためのアプローチを製作。コンクリートブロックとレンガで縁を作り、砂利を敷いたものだ。これが肉体的にいちばんハードなDIYだった。一輪車に砂利を載せては敷き、載せては敷きを繰り返す作業。「何往復したことか…。一輪車の容量は意外と少ないことを経験で学びました(笑)」

完成後はバイクガレージ、DIYの拠点、物置とフル活用。作り付けの棚作り、防虫対策など、実際に使いはじめてわかる問題点を解決しながら機能性を向上させている。

 

スライドドアのひまわりイラストはSさんのガレージのシンボル

 

横から見たアプローチ。縁を見ると、砂利埋めの大変さが想像できる。砂利がガレージ内に入っていかないようにレンガを敷いた

 

床下に枯れ葉が入らないようにするため、網で覆った。中に入ると、湿気が発生しやすく、カビが生えやすくなるのだとか

 

長い材の出し入れをしやすくするために側面部にドアを設置

 

チェンソーの刃の目立てのための自作の台。2×材に埋め込んだ万力でバーを固定させて使う

 

小屋の窓のストッパーは枠の溝に収められる。閉めているときは窓のデザインの一部のように見せることができる

写真◎佐藤弘樹

*掲載データは2013年2月時のものです。