物置は手作りに限る。
理由その1、あいているスペースに合わせて作れる。
理由その2、収納したい物に合わせて作れる。
理由その3、好みのデザインで作れる。
すなわち物置は、自分の都合に合わせて作ったものと、そうでないものの、満足度の差がとりわけ大きいというわけ。
では、どうすれば自分仕様の物置が作れるか?
そのヒントも答えも、これから紹介する数々の手作り物置の中に、わんさと見つけられるはず。
File01/パーゴラ&デッキつき工房物置はコチラ!
<記事内ギャラリー *画像をタップするとご覧いただけます>
File02 童話の世界から飛び出したかわいいメルヘンシェッド
<物置DATA>
製作者…Nさん(42歳)
DIY歴…6年
製作期間…約1カ月
製作費用…約30万円
作品サイズ…幅2600×奥行3600×高さ3000mm
最初はゴミ集積所として利用するつもりだったという信じられないエピソードを持った作品がこちら。完成した小屋を前に家族は「もったいない!」と大反対! そんなわけでかわい~い物置が生まれたというわけ。
童話に出てくる小屋をイメージし、窓やドアなどの建具に曲線を導入。壁の下地にはラスカットボードを使い、漆喰の壁塗りで仕上げている。漆喰の経年変化によるクラックに備え、ラスカットボードの継ぎ目には木の皮のついた飾り材を固定。この飾り材がメルヘンチックなデザインに一役買っている。
漆喰塗り完了後、雨により汚れが落ちるという光触媒塗料を塗り、外壁のメンテナンス性の向上を高めているところもポイント高し!
File03 個性的なガーデンシェッドはステンドグラス風の窓がポイント
<物置DATA>
製作者…Sさん(26歳)
DIY歴…3年
製作期間…約1カ月半
製作費用…約5万円
作品サイズ…幅1200×奥行1200×高さ1900mm
『北の国から』の五郎さんよろしく、自宅のラベンダー畑に個性的なガーデンツールシェッドを作ったのは北海道のSさん。
まず目を引くのが、小屋の3面に取りつけられたステンドグラス…いやいや、実はこれ、ポリカーボネイトの平板なんです! グラスデコというクラフト用の塗料を使い、ポリカ平板に直接イラストを描けば、即席のステンドグラスが完成。
ドアをあければ、小屋のフレームを利用したベンチとミニテーブルも完備。ガーデンツールを収納するだけでなく、庭仕事中、一息つける休憩スペースにもなるというわけだ。一度座ったら思わずゆっくりしちゃいそう。
*掲載データは2013年10月時のものです。