蝶番&金具を使いこなせば、作品の幅が広がる! グレードがアップする!
最もベーシックな平蝶番を筆頭に、自由蝶番、フラッシュ蝶番、バネ蝶番…といった、機能性・デザインの異なるさまざまな蝶番の特徴と使い方を解説した、不定期連載企画をお届け。
*蝶番の基本構造についてはコチラをチェック!
*蝶番の基本的な取りつけ方はコチラをチェック!
Hinge 2 自由蝶番
外からでも内からでも、押し開いて手を離せば自動的にドアが閉まる。スイングドアには欠かせない蝶番。
自由蝶番を展開したところ。2本の軸の中にバネが入っていて、それを締めることで生まれる反発力を利用し、自動的に閉まる。羽根を3枚にすることで、前後どちらからでも開けられる。バネをロックする小さな2本のピンは絶対になくしてはいけない
こうして谷に開くことができる
反対に山なりに開くこともできる
閉じた状態を上から見ると3枚の羽根が折りたたまれている
このように開くと上の軸のバネが効いて元に戻る
逆に開いたところ。下の軸のバネが効いて元に戻る
取りつけ作業例
01 付属のピンを軸の穴に差し込んで、動くほうに回し小さな黒いピンを抜き、なくさないように保存する。ピンを抜くとバネがフリーになり羽根を自由に動かすことができる 02 羽根が3枚で厚さが8mmあるが、掘り込みしないでも実用度は十分。ドア枠に位置を決めて、正確な位置に下穴をあける。写真ではポンチを使っている 03 下穴をあけたらビス留めする。真っすぐビス穴の真ん中で固定すると、ビスがバネの力で緩むこともない 04 バネを解除しておかないと、それぞれの羽根が閉じようと動くので作業できない。取り付け時はバネを解除し、写真のように羽根が自由に動かせるようにして、ドアの木端面、枠の内側にビス留めする 05 本体の取り付けが済んだら、再び軸に付属のピンを差し込みバネを締めこんでいく。適当なトルクを感じるポイントで、黒い小さなピンを、真ん中の羽根に一番近い穴に差せばバネの力でスイングするドアができ上がる *小さく表示されている写真はクリックすると大きく表示されます。
*掲載データは2014年8月時のものです。