達人に訊く
達人に訊く
2022/12/20 17:17

スライド蝶番&フリーストップ蝶番はこう留めよう!/蝶番&金具辞典(8)

蝶番&金具を使いこなせば、作品の幅が広がる! グレードがアップする!

最もベーシックな平蝶番を筆頭に、自由蝶番、フラッシュ蝶番、バネ蝶番…といった、機能性・デザインの異なるさまざまな蝶番の特徴と使い方を解説した、不定期連載企画をお届け。

*蝶番の基本構造についてはコチラをチェック!

*蝶番の基本的な取りつけ方はコチラをチェック!

 

Hinge 6 スライド蝶番

システムキッチンやビルトインの家具に多く使われるスライド蝶番。キャッチが内蔵されたタイプでは、扉が開閉したときに、自動的に固定されるので使いやすい。また本体の調整ビスを調整することで、扉を取り付けた後で、取り付け位置の微調整ができる。

 

取り付け後も調整ビスで羽根を動かし、扉の位置を微調整できるスライド蝶番。何枚も扉が並ぶクローゼットなどに対応できるよう取り付け位置を工夫したタイプもある。T字型になった羽根部分にカップがあり、この部分を掘り込んで取り付ける

 

全かぶせと表示されたスライド蝶番を使うと、ぴったり本体を覆う扉の取り付けができる

 

取り付け後の扉の位置の微調整は、スライド蝶番の台座金具に内蔵された調整ビスを動かすことで対応する

 

各調整ビスを回すことで、数mmずつ扉の位置を調節できる

 

取りつけ作業例

 

Hinge 7 フリーストップ蝶番

ノートパソコンを開閉するときのようにフタと本体を、任意の角度で止めておける蝶番。

 

樹脂でできたフリーストップ蝶番。写真のもので羽根の幅50mm。羽根を折ると、ちょうどノートパソコンを開閉するぐらいの抵抗感(トルク感)で開閉できる。フリーストップヒンジと呼ばれることも多い

 

 

取りつけ作業例

*小さく表示されている写真はクリックすると大きく表示されます。

*掲載データは2014年8月時のものです。