35-123ミリ相当の画角をカバーする光学3.5倍ズームを搭載。う~ん、もう少し広角域(28ミリ相当くらい)をカバーしてくれるとベストなんだけどね~。
この春、いくつかの桜の名所(主に公園)で見かけた“カメラを持った人”を観察していて気づいたこと。それは「ニコンのクールピクスP5100や前モデルP5000を持ってる人がけっこういたナァ」ということ。…といっても、その数は2~3人なんだけどね(笑)。でも、考えてみたら、数はともかく「あ、P5100かP5000だ!」とすぐに気がつくカメラって、けっこう珍しいと思うよ。
この『ニコン クールピクスP5100』は、前モデルと同様、ボディはマグネシウム合金製で、大きめのグリップ部が設けられている。こういった仕様のカメラだと、少し太めで持つと重みを感じる…のがフツーだけど、このカメラはとてもスリムで(グリップ部以外)、おまけに拍子抜けするほど軽い。その重量はわずか200㌘。一般的なスタイリッシュコンパクト機に、ちょびっと何かを足したくらい。…何かって何だろう?(笑) その程度の重さなのに、ストラップの取り付けが両吊り方式だから、余計に軽く感じられるんだよネ。
正直、このカメラが登場した当初は「マグネシウム合金を使ってるのに、あまり重量感のないカメラだなぁ」と少し落胆したっけな。でも、その“重量感のなさ”が、このカメラの大きなウリかもしれない…って、最近は思うようになってきた。重量感はないけど重厚さは感じるマグネシウム合金ボディは愛着が持てるし(個人的な印象)、PSAMのフル露出モードやアクセサリーシュー搭載が心強い。「ゆがみ補正」機能によってワイコン装着時の画質も安定しているし、3倍のテレコンを装着しても感心するくらい高画質! また、基本画質も高くて、特に高感度設定時の画質なんかは12メガのコンパクト機の中ではトップクラスじゃないかな?
色調の基本は、あまり派手じゃなくてナチュラル。玄人ウケする色調だと思う。 ◆ニコン クールピクスP5100 74ミリ相当で撮影 Pモード f6.1 1/258秒 -0.3補正 AWB ISO64 JPEG
レンズシフト方式の手ブレ補正機構「VR」を搭載。そのブレ補正効果はけっこう強力! ◆ニコン クールピクスP5100 123ミリ相当で撮影 Pモード f5.3 1/60秒 -0.7補正 AWB ISO400 JPEG
新鮮な絵作りが楽しめるアスペクト比1:1のモードを搭載。しかも、モノクロモードに設定していても、同時にカラー画像も保存できる。これは便利! ◆ニコン クールピクスP5100 123ミリ相当(4:3モード時の値)で撮影 Pモード f5.3 1/44秒 -0.7補正 AWB ISO400 JPEG