今回のアジサイ撮影でいちばん使ったレンズは「AFマイクロニッコール105ミリ」で、MFに切り換えて使うことが多かった。しかも、内蔵ストロボは一切使わなかった。そのぶん、バッテリー消費は少なくなくて済む。
自宅に帰って、バッテリー残量をチェックする。撮影回数853で残容量2㌫か。ん~、まずまずの数値かナ。ちなみに、このバッテリーの劣化度は0(残りの2本も0)。まだまだガンガン使うよ~。
7月号の原稿作業から解放され「久しぶりに、ゆっくりと寝ようかナァ~」と思ったのだが、季節は梅雨。しかも、イイ感じにどん曇りで湿度も高め…。そう、この天気&空気感。アジサイの撮影に行くしかないでショっ!! 布団を抜け出すと、急いで撮影機材の準備をしてGO! この季節、アジサイはどこでも咲いてるポピュラーな花だけど、せっかくなら“アジサイの名所”での~んびり&たっぷりと撮影してみたい。ということで、京王線沿線で…いや、都内でも屈指のアジサイの名所「高幡不動尊」に行くことにした。
今日の撮影機材は、毎度おなじみの『ニコンD300』。レンズは「シグマ18-200ミリF3.5-6.3DC」と「AFマイクロニッコール105ミリF2.8D」の2本。そのなかでも、マイクロ105ミリを多用する。花に接近しながら、ボケを生かしながら撮るためである。一般的なアジサイは小さな花が集まって玉状に咲くが、等倍撮影まで可能なマクロ(マイクロ)レンズなら、その中の小さな1~2輪に絞って撮ることもできる。そういうクローズアップ度の高い撮影では、AFよりもMFの方が都合が良いことが多い(面倒なので詳細は省くけど、実際にやってみればわかる)。ん~、この撮影条件なら、使いかけ(フル充電でない)の消耗したバッテリーでも、交換ナシで最後まで撮れるかな?
ボクが以前に使用していた前モデル「D200」の泣き所は、バッテリー消費が激しくて“あまり多くの枚数が撮れない”という所だった。この手の数値は、カタログスペックよりも少ないのが常。それにしても、D200は消費が激しかったよなぁ。使用レンズや撮影条件によっても違うけど、フル充電したバッテリーで撮れるカット数は、多くて400~500カット。少ない時は300カット以下だったと記憶している。それと比較すると「D300はバッテリー消費がずいぶん抑えられるようになった」という印象がある。実は、今回使ったバッテリーは、先月後半に奈良の飛鳥を訪れた時に装填して使ってたモノ。そう考えると、今回のアジサイ撮影後にチェックした「撮影回数853 残容量2㌫」という成績は、そう悪くないと思う。D200の時から使っていた2本の予備バッテリーと、D300に付属していたバッテリー。この3本のバッテリーがあれば、2泊3日くらいの撮影旅行なら乗り切れるかもネ、D300ならサ(実際には充電器を持って行くと思うけど)。
◆ニコンD300 AFマイクロニッコール105ミリF2.8D Aモード f4.0 1/400秒 ISO400 RAW現像(RAW+Fで撮影)