アダプター(HA-2)+テレコンバージョンレンズ(TC-1)で望遠域をパワーアップしたGX200。う~ん、この組み合わせって、どの角度から撮っても絵にならんよなぁ(苦笑)。
…ああ、もう12月も半ばですネ。例によって先月末から“原稿一辺倒モード”に突入しまして、やっとの思いで抜け出したら…ああ、もう12月も半ばですヨ。例によって先月末から…え? ああ、今言いましたっけ?(苦笑)←重症
前回話したように、テレコンバージョンレンズ(TC-1)によって望遠域が充実した、マイ『リコーGX200』。…でも、実はそんなに望遠撮影がしたかった訳じゃないだよネ。じゃあ、なんでテレコンを購入したのか? それは、カメラを“ブツ撮り”する際に、パース(パースペクティブ)を自然に見せるためなんですヨ。
リコーGX200は、ズーム全域でマクロ能力の高いカメラである。でも、被写体が小さなカメラの場合、それをアップで撮ろうとすると、望遠端の「72ミリ相当」でもパースがついて不自然な形に写ってしまう。一眼レフのマクロレンズでも、50ミリとかの「標準マクロ」だと、同じような描写になる。だから100ミリや180ミリ(200ミリ)とかのマクロレンズが欲しくなっちゃう。「72ミリ相当」の画角だと“少し長い標準”くらいだからねぇ…。
テレコンバージョンレンズ(TC-1)装着で「135ミリ相当」の画角になると、その“気になるパース”が、かなり緩和されてくる。また、細かい部分をアップで撮る際にも、極端に接近しなくて済む、というメリットも生まれてくる。いや~、このテレコン、ブツ撮りには欠かせませんわぁ~(特殊な用途だけどネ)。
描写性能もまずまず良好。まあ、細かいことを言えば、わずかに色収差も見られるし、シャープネスに関しても通常より少し“キレ”が落ちる気はする。それでも、この手の撮影(テレコンを使った高倍率マクロ撮影)としては、けっこう優秀な描写だと思う。少なくとも、誌面に掲載する際に不満を感じる事は少ないからね。
左が、カメラのみの望遠端72ミリ相当のパース。右が、テレコン使用で135ミリ相当のパース。