シグマが2017年10月に開発発表したミラーレス一眼カメラ用大口径広角レンズ「SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary」の発売日が2017年11月22日(水)、価格が57,000円(税別)に決定した。
2016年に発売された標準レンズ「30mm F1.4 DC DN | Contemporary」に続いてシグマが放つ、開放F1.4のミラーレス一眼カメラ用大口径レンズ第2弾。ソニーEマウントとマイクロフォーサーズマウントを用意し、ソニーEマウントのAPS-Cミラーレス一眼カメラ用としては初めて、35mm判換算で24mm F1.4相当をカバー。マイクロフォーサーズマウントは、35mm判換算で32mm F1.4相当をカバーする。
フード装着時
■光学性能
フルサイズ用の大口径レンズに匹敵する13群16枚のレンズ構成で、サジタルコマフレア※や諸収差を抑制。2枚採用しているグラスモールド非球面レンズは、表面を高精度に加工することで渦巻き状の輪線ボケを抑え、画面全体でクリアな描写をもたらす。カメラ内収差補正機能にも完全対応。
※点光源の像が一点に集まらず、尾を引いたような形ににじむ収差。
周辺光量を多く取り入れ、画面周辺でも円形のボケを保つことが可能。コーティングは、フレアやゴーストを抑制するスーパーマルチレイヤーコートを施している。
FLD(“F” Low Dispersion)ガラス3枚、SLD(Special Low Dispersion=特殊低分散)ガラス2枚、グラスモールド非球面レンズ2枚を採用した13群16枚のレンズ構成。
■AF性能
静粛性に優れたステッピングモーターの採用により、動画撮影時も快適なAFが可能。ソニーEマウントではファストハイブリッドAFにも対応し、高速性と追従性に優れたAFを実現する。
■その他の機能
マウント部にゴムのシーリングを施した簡易防塵防滴構造。精度と堅牢性に優れた真鍮製バヨネット・マウントを採用している。
付属の花形フード「LH716-01」は、フード部分を持って撮影することに配慮し、滑り止めの溝やラバーを採用している。
■主な仕様
マウント ソニーEマウント、マイクロフォーサーズマウント
焦点距離 ソニーEマウント 24mm相当 / マイクロフォーサーズマウント 32mm相当(いずれも35mm判換算)
レンズ構成 13群16枚
画角(DC) 83.2°
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
開放絞り F1.4
最小絞り F16
最短撮影距離 25cm
最大撮影倍率 1:9.9
フィルター径 φ67mm
サイズ(最大径×長さ) φ72.2×92.3mm
質量 405g
付属品 花形フード LH716-01