今回、ボクが使用したのは、レギュラーカラーの「ホワイト」。膨大なカラーバリエーションを見比べて、アタマの中が極彩色になった後だと、こういうシンプルな色がかえって新鮮かも。
少し前に「デジキャパ!」の実写レポートで『ペンタックス K-x』を使った。まあ、話には聞いてたけど、外観も操作フィーリングも、ほとんどK-mと同じですナァ~。と、ちょっと萎えモード(笑)で、実写に出かけてみましたヨ(※その時に使用したのは、まだ試作機だった)。
…でも、実際に使ってみると、新機能の「クロスプロセスモード」などが、思ったよりも新鮮で楽しかった。「簡単に言えば、色調がいろいろバラつくってことでしょ」と、最初は高をくくっていたけど、良い意味で裏切られたね。シャッターを切るたびに、ホワイトバランスやピクチャーコントロールの設定ではなかなか得られないような“変な色の写真”がドンドン出来上がる。そのゲームのような感覚に、けっこうハマったのだな~。
もちろん、手頃な実用機としても魅力的なんだけど、ちょっと残念な点もある。全体的に操作レスポンスが“もっさり”と遅いのは、まだ我慢できる。でも、せっかく「11点測距AF」を搭載したのに、スーパーインポーズ機能がないから、選んだ測距点がファインダー上で確認できないのは痛いね。もし、その点がクリアされてたら、今頃はボクも「K-xオーナー」になってたかも…。そう、インパクト勝負のカラーリングを選んじゃったりして(笑)。