アジア最高峰・最速のフォーミュラレース、スーパーフォーミュラ(SF)。そのオフィシャルカメラマンを務める小林稔さんが、愛機ニコンD4SにソニーXQDカードGシリーズをセットし、サーキットへと乗り込んだ。
小林 稔 Minoru Kobayashi
広告や自動車・写真雑誌などでも幅広く活躍。『CAPA』流し撮りGPの審査委員長としてもおなじみ。XQDカードGシリーズは 「使うたびにそのメリットを実感できる」という。
フラッグシップ機にはこの高速性能が欠かせない
レース撮影では、スタートと第一コーナーにマシンが飛び込んでいくシーンはマストなカット。このとき高速連写するのだが、通常CFカードではスタートで20コマ前後、第一コーナー付近で10コマ程度と2回に分けて撮影していた。しかしXQDカードのGシリーズでは、スタートからコーナーまで撮り続けても、止まる気配すらしなかった。
実は、レース撮影では連写し続けるケースは少なく、せいぜい数コマからスタートシーンても20コマ単位。むしろオーバースペックなくらいなのだが、この“余裕”に意義がある。高い耐久性と相まって、いざというときに何ら不安なくシャッターボタンが押せる。カメラのフラッグシップ同様、“信頼に足る最高性能”こそが、プロとして一番欲しい記録メディアなのだ。
また、サーキットで最も恩恵を体感できたのが、パソコンへの転送速度の速さだ。速報のために公式ウェブ担当者へ写真データを渡すのだが、この作業にまったくストレスがない。バックアップをとる際も、作業がスムーズに進められる。これは本当にありがたい。
必要十二分なバースト枚数でスタートシーンを確実に撮れる!
各マシンがベストなラインを求め、細かく左右に動く。車体が重なり過ぎない瞬間を最高約11コマ/秒の高速連写で狙った。公式カメラマンとして絶対に失敗が許されないシーンも、XQDカードがしっかりとサポートしてくれる。
※この動画は、下記の静止画をもとに作成したイメージです。
過酷な撮影現場でも
安心して使用できる
公式Webサイトに速報写真を載せるため、現場でカードを抜き挿しする。外装材にもこだわって耐衝撃性が高められているので、安心して使用できる。信頼性の高さも魅力のポイントだ。
付属の専用アダプターで
高速バックアップを実現
実は撮影時よりも、MacBook Proへ写真をバックアップするときの転送速度のとんでもない速さに驚嘆した。数GBなら10秒もかからないほど *。専用アダプターが付属しているのもうれしい。
* PCやOSに依存する。HDDよりSSD搭載モデルのほうがXQD カードの超高速性能を生かせる。
ソニーXQDカード 超高速Gシリーズは3種類をラインナップ
XQDフォーマットVer.2.0準拠。32GB、64GB、128GBの3種類がそろう。PCI Express Gen.2とUSB3.0の2つのインターフェースに対応し、PCとの親和性も高い。Gシリーズは専用のUSB3.0アダプターと延長ケーブルが付属する。