今回新発売になったカメラレンズは「Loxia 2.4/25」1本と少ないものの、常に人だかりが絶えないカールツァイスブース。高品位なカメラレンズ群や双眼鏡などを触って試せるコーナーに人気が集まっていた。
今回新発売のソニーのフルサイズEマウント用交換レンズ「Loxia 2.4/25」は、35mmフルサイズ対応のミラーレス用設計となっており、コンパクトサイズでαシリーズとの装着バランスはとてもよい。
マニュアルフォーカスレンズだが、フォーカスアシスト機能も使えるためカメラ側のフォーカス機能は使いやすい製品だ。特に、動画撮影用としても人気が高いとのことだ。
静止画撮影には便利でも、動画撮影のときに問題になる絞りリングのクリック変化や羽根の動作音。「Loxia 2.4/25」には、絞りクリックの段階的な変化を避けることができる「DeClick(デクリック)」機能を搭載。デクリックキーを使い切り替えることにより、絞りの操作を無段階連続的に動かせるようになる。
カウンターにずらりと並ぶツァイスレンズ群。普段はなかなか使うことのできない高価なプレミアムレンズを試そうと訪れる人が絶えない人気のコーナーだ。ヨーロッパの書斎風セットの中、モデルが静かにたたずむ様子を試写撮影することができる。
『CAPA』3月号「ZEISS × 6 PHOTOGRAPHERS」のアザーカットも展示されている。山岸伸さん、日野文彦さん、上田晃司さん、HARUKIさん、西尾豪さん、そして土屋勝義さんがツァイスレンズで撮り下ろした作品だ。
〈写真・文〉青柳敏史