ミラーレスカメラやスマートフォンが台頭する時代の流れを反映するように、スマートフォンやタブレット用のスタンド類が目につくようになったベルボンブース。点数では三脚を上回っているのでは? と思えてしまうほど。しかし三脚の必要性をしっかりアピールする展示に、多くのカメラユーザーがブースに立ち寄っていた。
三脚とイスが一体になった、ありそうでなかった新発想の「チェアーポッド H.Y.127」は注目のイチオシ商品。限定モデルとして、オンラインショップと一部店頭のみで販売されている。雲台のある脚を挟んでイスに座って撮る仕組み。そのほか、脚を閉じて通常の一脚としても使用可能。ぜひ座りに行こう! オープン価格(ベルボンダイレクト直販価格:税別 18,380円)。
▲昨年のCP+に参考出品されていた。使用例は1′45″ごろから。
自撮り棒と小型三脚をドッキングさせた「ポールポッド CVSS-6ST」。トラベル三脚方式で、ポール部側に脚を折りたたむことで収納時長を238mmに抑えながら、伸長は945mmと充分な長さを備えているのが特徴。2018年4月上旬発売予定。オープン価格。
ベース部に特殊樹脂を使用した「軽量自由雲台」5種。ボールヘッドが想像以上にしっかり止まる。耐久性は金属製並みで、価格的には金属製よりはるかに安いとか。手にしてみる確かに軽い! いずれも2018年4月上旬発売予定。オープン価格だが実売は4,000〜5,000円程度の見込み。
シュープレート「BQ-46」を備える最大サイズの軽量自由雲台「B61D」。高さ91mmで重さ220g。ワンサイズ下のクラスとほぼ同じ重さに仕上がっていて、このぐらい大型サイズになると樹脂製の軽量メリットが強く実感できる。剛性は必要十分で、特殊樹脂製なので温度変化による影響なども小さいとのこと。
ハンドストラップ付きのクイックシュープレート「QRAグリップ」。対応する雲台に、ハンドストラップ付きのままカメラを装着できる。2018年4月上旬発売。7,900円(税別)。
比較明合成、タイムラプス、多重露光など、三脚を必要とする撮影シーンはたくさんある。そうした撮影をサポートするさまざまな三脚を紹介する展示コーナー。3月3日(土)と4日(日)には星景写真家の北山輝泰さんによるセミナーも開催予定。
写真・文〉柴田 誠