アクションとアドベンチャーをテーマとした世界最大級のフォトコンテスト「Red Bull Illume」（レッドブル イリューム）が現在、東京・赤坂で “夜の間だけ” 開催されている。アスリートにしかできない唯一無二のアクションや、いくつもの自然現象が重なり合うアドベンチャーの世界を、あえて動かない「写真」で表現。「写真」だからこそ伝えることのできる「キセキの瞬間」が圧倒的迫力で展開される。見逃すな！
バックライトに照らされた作品60点が夜の赤坂サカスに浮かび上がる。
「Red Bull Illume」は、2018年4月19日（木）から27日（金）まで、夜18:00〜22:00の間だけ開催されている。入場は無料。場所は赤坂サカス（東京都港区赤坂5-3）。
4月19日にはオープニングイベント「Red Bull Illume EXHIBIT OPENING NIGHT」を開催。日本で募集された「ナショナル・モバイル・コンテスト」の入賞者を招いて授賞式が行なわれた。登壇した4名のファイナリストは、左からJason Halaykoさん、Takehito Takahashi さん、Kiyomasa Kawasakiさん、Naoki Gamanさん。
最優秀賞には、Takehito Takahashiさんの作品が選ばれた。
「BMXの楽しさを沖縄で子供達に広げているTaku Odaさんの思いを少しでも形にできて嬉しく思います。私は写真を初めて1年ですが、より勉強して写真で独り立ちしたいと思っています」
将来有望なTakahashiさんの作品はインスタグラム（@shizuku_collections）で見ることができる。
Takehito Takahashiさんにはヨドバシカメラから賞金10万円の商品券ほかが贈られた。
©Takehito Takahashi/Red Bull Illume
Takahashiさんの最優秀作品は、子ども達が見守る中、Taku OdaさんのBMXがジャンプするダイナミックな動きをガラスに写し止めたこの1枚。
今回のために来日した審査委員長 Lorenz Holderさんは、「Red Bull Image Quest」2大会連続優勝者。
「どのカメラがいいということはありません。手元にあるカメラが一番のカメラなのです。今回の入賞者を選ぶことはたいへん困難でしたが最終的にはひときわ素晴らしい写真を選ぶことができました」
審査委員のスノーボードアスリート・鬼塚雅さん（左）とヨドバシカメラ副社長・藤沢和則さん（右）。
「アクションスポーツのかっこよさが最大限に引き出されている作品ばかりで驚きました」（鬼塚さん）
「自分の生き様を見せたい、知ってもらいたい、というアスリートの強い思いがアクションスポーツの魅力です。そんな被写体とそれをダイナミックに撮りたいという撮影者の、ある意味一体感のようなものを、見て、感じていただければと思います」（藤沢さん）
〈写真・文〉稲葉利二