ゴールデンウィークまっただ中の2018年5月3日(木・祝)、鉄道写真家の中井精也さんが東京・荒川区のジョイフル三の輪商店街に「ゆる鉄画廊」をオープンさせる。中井さんの作品がギャラリーで鑑賞できるほか、プリント作品、各種グッズ、写真集などが購入できる。
パリなどには駅に写真を販売するショップがあり、彼の地では気に入った写真を気軽に買う習慣がある。日本でも一般の人が身近に写真プリントを楽しむようになればいい。その想いから「プリントを販売する場所を持つことが夢でした」と中井さんは話す。大好きな路線、千葉の小湊鐵道と、ここ都電荒川線の沿線で物件を探してきたそうだ。
写真プリントをより多くの人に買ってほしいと、フレームに入れたA4サイズ1点を10,000円に設定した(ペイント加工ありは15,000円)。プライベートルームに展示しやすい、少し小さ目のサイズも同じ10,000円で用意した。
※記事中の価格は全て税別。
店内に飾られた写真は全て中井さんの作品だ。こちらは最近、ポラロイド690で撮影しているポラロイドフィルム作品。額装なし2,000円と額装あり10,000円がある。「一点ものなので、気に入った写真は手放したくないなあと悩んでしまいます」と中井さんは笑顔に真顔が入り混じった表情で話す。
そのほか、子ども限定でコンパクトな写真立て入りプリントも開発! こちらはお小遣いで購入しやすい1,000円の大特価だ。その名も「おこづかいで買える写真パネル」!
ギャラリースペースには約40点ほどが展示可能。壁2面は「ゆる鉄」の常設展示とし、ほかの2面でテーマ展示を行なう。こけら落としは2018年5月26日(土)まで「ゆる鉄の世界へようこそ」を行ない、以降、撮影ツアー参加者とのグループ展、都電荒川線写真展などを企画中。こちらの展示作品も購入可能(作品の発送は展示終了後)だ。
写真集や、ミラーレスカメラで簡単にピンホール写真が撮影できる「おもひでかめら用ピンホールレンズセット」(5,000円)、缶バッジ(小420円/大640円)など、オリジナルの写真グッズもいろいろと取り揃えている。ギャラリーで写真を眺めて、和むだけのお客さんも歓迎。ぜひ都電荒川線を使って、下町の新しい写真スポットにお出かけしよう。
ゆる鉄画廊
オープン日時 2018年5月3日(木・祝)10:00
住所 東京都荒川区南千住1-19-3(ジョイフル三の輪商店街 大正湯となり)
営業時間 月〜金 13:00~19:00 / 土日祝日 10:00~19:00 ※
アクセス
都電荒川線 三ノ輪橋駅より徒歩約2分
都電荒川線 荒川一中前駅より徒歩約4分
地下鉄日比谷線 三ノ輪駅より徒歩約7分
TEL 03-6806-5741
定休日 不定休 ※
URL https://garou.ichitetsu.com
※営業時間や定休日は暫定のため、変更になる場合がある。ゆる鉄画廊Twitterや中井さんのTwitterで確認を。
〈文〉市井康延