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14mmからの焦点距離にこだわったシグマ究極の大口径超広角ズームレンズ「SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art」

シグマが14mmという焦点距離にこだわり、究極を目指して開発した2本の超広角レンズがある。うち1本は、2017年に発売された単焦点の「14mm F1.8 DG HSM | Art」。そしてもう1本が、このズームレンズ「14-24mm F2.8 DG HSM | Art」だ。発売日が2018年3月9日(金)、価格が190,000円(税別)に決定した。

SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art
超高画素フルサイズデジタル一眼レフカメラでの使用を前提として設計されたプロフェッショナル仕様で、ズーム全域F2.8の明るさを確保。マウントはシグマ用、ニコン用、キヤノン用を用意している。

 

SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art

 

■光学性能
FLD(“F” Low Dispersion)ガラス3枚、SLD(Special Low Dispersion=特殊低分散)ガラス3枚、大口径非球面レンズを含む非球面レンズ3枚、高屈折ガラスなどを採用し、諸収差を補正。特に歪曲収差は1%以下に抑え、画面周辺部まで点を点として描写することができる。コーティングは、フレアやゴーストを軽減するスーパーマルチレイヤーコートを採用。最前面のレンズには撥水防汚コーティングも施している。

SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art

 

■フォーカス性能
高速で正確なオートフォーカスを実現。オートフォーカス作動中にフォーカスリングを回してマニュアルでピント調整ができるフルタイムマニュアル機構も搭載している。

■その他
精度と堅牢性に優れた真鍮製バヨネット・マウントを採用し、各部にシーリングを施した防塵防滴構造。キヤノン用はカメラの収差補正機能「レンズ光学補正」に対応し、レンズの光学特性に合わせた補正が可能。

■フロント交換サービス
2018年3月下旬スタートの「フロント交換サービス」は、レンズフロントの一体型花形フードを、遮光部分をカットした円形の専用部品に交換できる有料カスタマイズサービス。マルチカメラ撮影時にレンズ同士の干渉を最小限に抑制できるようになる。取り付けはシグマの専門スタッフが対応するため、メーカー保証の対象外になることもない。換装後6か月以内に同一箇所に不具合が発生した場合は、無償で再調整が可能。料金は20,000円(税込/送料別)で、専用キャップLC964-02が付属する。

SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art
換装イメージ

 

■主な仕様

マウント シグママウント、ニコンマウント、キヤノンマウント
焦点距離 14〜24mm
レンズ構成 11群17枚
画角(35mm) 114.2°〜84.1°
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
開放絞り F2.8
最小絞り F22
最短撮影距離 26cm(24mm時)
最大撮影倍率 1:5.4
サイズ(最大径×長さ) φ96.4×135.1mm
質量 1,150g
付属品 ケース、かぶせ式レンズキャップ LC964-01

※数値はシグマ用
※電磁絞りを採用しているため、ニコン用はカメラによって使用に制限がある。