機材レポート

上方向と下方向では、使い勝手が違う…。チルト機構を再検証!『ソニー NEX-3』

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先日も触れたけど、液晶バックライトの輝度は、一眼のα550と比べて「55㌫」アップしている。それを実際に試すため、セットアップメニューの「モニター明るさ」を、通常モードの「オート」から「屋外晴天」に切り換える。すると、驚くほど明るくなるっ! というか、少しやりすぎかも(苦笑)。明るさやコントラストだけでなく、彩度(もちろんモニター表示での話)までガツーンと上がっているみたいなんだよねぇ。

 “雨模様の新宿界隈”で、時間が許す範囲内で撮影した、前回の『ソニー NEX-3』実写レポート。ホント、短時間でのお手軽実写だったけど、予想以上に高感度性能(画質)が良かったので、個人的にもか~な~りテンションが上がってまいりましたヨ(笑)。

 その雨模様の翌日から2日間ほど好天(晴天)に恵まれたので、、「ソニー NEX-3+E18-55ミリF3.5-5.6 OSS」をカメラバッグに入れて、爽やかな初夏の風景などを撮りに出かけてみた(まあ、他の撮影との兼ね合いになるけどネ)。

 先日(11日)、このブログで「薄型ボディでのチルト機能の搭載に感心する。でも、チルトさせるための“引き出し操作”が、ちょっと難しいかナァ~」という印象を述べた。そして、「操作の際にラフに扱うと破損させたりキズを付けそうな感じもする」とも述べたよネ。その話の補足をします。

 実はこの話、上方向にチルトさせる場合には当てはまらない。液晶モニターの下に指をかければ、楽~にパタパタと動かせるからね。ちょっと難しいのは、下方向にチルトさせる場合なのだな。いちど上方向にチルトさせ、モニター裏面のヒンジ(中央より少し上)を基点に、今度は下方向にググ~ッと動かす…。この際の“力の入れ具合”にコツが要るため、上方向のチルトよりも難しく感じられるのだ。まあ、それでも“ちょっと難しいかも”というレベルだけど。また、すでに一眼αの同機構に慣れている人なら、何の問題なく扱えるだろうけどね。

 いずれにせよ、上下方向に限定される(タテの構えには対応できない)という制約はあるが、このチルト機構によって、いろんなポジションやアングルからの撮影が可能になる。そのことを、この2日間(雨の日も含めれば3日間)だけでも、けっこう実感できたからね。下に掲載しているのは、そんな写真ですナ。ちなみに、この『NEX-3実写レポート』は、まだまだ続きま~す!

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シロツメクサの花を、地面すれすれ(カメラを地面に置いて)の位置から、ローポジション撮影。上方向のチルト機構を利用したのである。
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(55ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/60秒 +0.3補正 WBオート ISO400

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自分の背丈よりも高い位置に咲くヤマボウシの花。下方向のチルト機構を利用して、カメラを頭上よりも高い位置に構えて撮影した。
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(55ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/160秒 WBオート ISO200