ケンコー・トキナーは、フランス・Cokin(コッキン)社製の角型NDフィルター「NUANCES EXTREME(ニュアンス・エクストリーム)」シリーズを2018年6月15日(金)から発売する。
「ニュアンス・エクストリーム」は強化ガラスを採用した角型フィルターで、NUANCES EXTREME GND(左)、NUANCES EXTREME リバースGND(中央)、NUANCES EXTREME センターGND(右)の3種類をラインナップする。価格は種類・濃度に関わらずMサイズ(84mm幅)が各25,000円、Lサイズ(100mm幅)が各42,000円、XLサイズ(130mm幅)が各58,000円となっている(いずれも税別)。
強化ガラスを採用した「ニュアンス・エクストリーム」は、誤って床に落としても簡単には割れない高い耐久性を実現しながら、従来製品「ニュアンス」シリーズと同等の光学品質を備える。また、ニュートラル性が向上し、色かぶりない忠実な色再現が可能で、複数のフィルターを重ねて使用することができるのが特徴だ。
フィルターの側面は墨塗り処理が施されており、内面反射を減少させ、フレアーやゴーストの発生も抑えられている。さらにフィルター表面は、水滴や汚れが付きにくい撥水・撥油性能を備えるほか、四隅が丸みを帯びたエッジデザインを採用しており、フィルターホルダーにもスムーズに差し込むことができる。
「NUANCES EXTREME GND」フィルターは、上部が最も濃く、中心部に向かってなだらかなグラデーションのハーフNDフィルター。輝度差の大きなシーンで、画面の明るい部分にND部をかけることで、明暗差を整えることができる。GND4は2絞り分、GND8は3絞り分、GND16は4絞り分減光する。
「NUANCES EXTREME リバースGND」フィルターは中央が最も濃く、上に向かって徐々に薄くなるリバースタイプのハーフNDフィルター。太陽が地平線の上に完全に出ている朝日・夕日の撮影に効果的だ。GND4、GND8、GND16の3段段階をラインナップする。
「NUANCES EXTREME センターGND」フィルターは、中央部のライン状ND部で減光する。朝日・夕日の撮影で、太陽のある最も明るい部分をライン状に減光することができるフィルターだ。GND4、GND8の2段段階をラインナップ。
〈文〉柴田 誠