カメラユーザーにとって、パソコンは重要アイテムのひとつ。富士通が夏の個人向けパソコン新製品をお披露目するというので、東京都内で開催された発表会に行ってきた。
FMVやLIFEBOOKなどで有名な富士通のパソコン製品を手がける富士通クライアントコンピューティング株式会社(FCCL)は、2017年11月にパソコン大手・レノボが株式の51%を取得し、事実上のレノボ傘下となった。
それから半年、2018年5月16日に「これまで富士通が38年間培ってきた技術を強みとし、今後はより人に寄り添ったコンピューティング社会を目指す」という新たな事業展望が明かされた。
そして6月12日、夏の個人向けパソコン新製品と新しい小学生向けPC「はじめての『じぶん』パソコン」がお披露目された。最初に、富士通クライアントコンピューティング株式会社・齋藤邦彰代表取締役社長が登場。製品お披露目のプレゼンテーションを行なった。
「ふくまろ」はFMVなどに音声などで話しかけると、音楽や写真を再生したり、家電を操作してくれるAIキャラクター。新しくYouTubeの再生なども可能になった。
拡張性に優れたデスクトップPC「FMV ESPRIMO WD2/C2」
最新CPU&高速メモリで動作が速く、クリエイティブな用途には高性能なグラフィックスを選ぶことができる、富士通ショッピングサイト「WEBMART」限定カスタムメイドモデルだ。2018年7月下旬発売予定。価格は91,368円(税込)から。
デザイン性の高い一体型大画面PC「FMV ESPRIMO FH77/C2」
23.8型の大画面液晶を4辺狭額フレームに組み入れた無駄のないデザイン。打ちやすさに定評のあるキーボードを新しくしてさらに打ちやすくなった。2018年6月21日発売予定。価格はオープンで、富士通WEBMART直販価格は237,384円(税込)。
見る・聴く・打つ にこだわったプレミアムノートPC「FMV LIFEBOOK AH77/C2」
ベゼル幅約7.8ミリで引き込まれるような狭額液晶、ONKYOと共同開発のハイレゾ再生対応スピーカー採用による高音質。キーボードは、打ちやすい2.5ミリのフルサイズキーを採用する。2018年7月26日発売予定。価格はオープンで、富士通WEBMART直販価格は242,784円〜(税込)。
新しい小学生向けPC「はじめての『じぶん』パソコン」
2020年に小学校でのプログラミング教育が必修化されるなど、文教用パソコンの要望が高まっている。子供たちのために作られた初めての専用パソコンが「はじめての『じぶん』パソコン」だ。
教育ジャーナリスト・中曽根陽子さんが登場。開発責任者の吉田慎二さんと現在の教育用PCについて熱いトークセッションが交わされた。
「はじめての『じぶん』パソコン」は強化ガラスを採用したモニターや、防滴キーボードなど頑丈な設計が特徴。WEBのフィルタリング機能などで親の心配ごとも軽減する。使ったらツールを片付けられる「お道具箱」がセットになっている。2018年7月26日発売予定。価格はオープンで、富士通WEBMART直販価格は「LIFEBOOK LH55/C2」が113,184円(税込)、「LIFEBOOK LH35/C2」が91,584円(税込)。
〈写真・文〉稲葉利二