ライカカメラが、腕時計「ライカ Watch」を発表した。新開発の手巻き機械式ムーブメントで駆動し、裏蓋はサファイアガラス製で、メカニズムを見て楽しめるようになっている。ラインナップは「ライカ L1」「ライカ L2」の2種類。いずれも2018年秋以降に一部のライカストアで発売予定。
ライカ L1（左）の価格は10,000ユーロ以下の予定、ライカ L2（右）は価格未定。いずれも、ダイアルにステータスを表示する特許技術のプッシュボタンと竜頭のシステムを採用。竜頭には秒針のゼロ設定機能を組み合わせている。フロントガラスと裏蓋は傷防止コーティングを施したサファイアガラス製。フロントガラスには両面に無反射コーティングも施されている。
「ライカ Watch」は、ライカカメラ本社のあるドイツ・ライツパークの第3フェーズ完了と「Ernst Leitz Werkstätten」の創設を記念して発表された。デザインは、これまでライカ製品の設計を数多く監督してきたベルリン芸術大学教授／プロダクトデザイナーの Achim Heine 氏が手がけ、ムーブメントは、レーマン・プレシジョンウーレン社との共同開発によるもの。時計の針や、細部まで入念に作り込まれたステンレススチール製ケースのフォルム、竜頭に刻み込まれた溝、カメラのレンズを想起させるドーム型のガラスなど、カメラやレンズで培ってきたライカの特徴は「ライカ Watch」にも反映されている。
■主な仕様
ムーブメント
［キャリバー］L1、L2※（いずれも手巻き） ［機能］時針、分針、秒針、小秒針、日付表示窓、パワーザーブ表示針（クロージングウィング）、稼働ステー タス表示、GMT針（第2時間帯）※、デイ＆ナイト表示機能※
ケース
［材質］ステンレススチール、18K ピンクゴールド※ ［サイズ］直径41×高さ14mm ［フロントガラス］サファイアガラス（両面無反射コーディング）、ドーム加工、傷防止コーティング ［シースルーバック］サファイアガラス、ネジ固定 ［竜頭］針の設定や秒をリセットできる特許技術の竜頭日付調整用ボタン、GMT調整用竜頭※ ［防水性能］50m（5 ATM）
ストラップ
［材質］エンボス加工を施したカーフスキン、ドーム型、マッチングステッチ付き ［クラスプ］ライカのロゴを刻印したステンレススチールバックル