ソニーが、1.0型センサーを搭載したCyber-shot(サイバーショット)RX100シリーズのコンパクトデジカメ「DSC-RX100M5A」を2018年7月13日(金)に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は110,000円前後。
光学2.9倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジカメ「Cyber-shot RX100 V」が、従来の「DSC-RX100M5」から「DSC-RX100M5A」にモデルチェンジ。有効約2010万画素の1.0型CMOSセンサー、35mm判換算で24〜70mm相当をカバーする開放F1.8の光学2.9倍ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズなど、基本仕様はそのままに、「DSC-RX100M5A」は最新の画像処理エンジンBIONZ X(ビオンズ エックス)を搭載し、画質やAF性能をはじめとする機能が大幅に向上した。
■画像処理エンジンが最新のBIONZ Xに進化
- 処理速度が従来比約1.8倍に高速化。
- 被写体のディテール再現力が向上し、質感をよりリアルに表現できるようになった。
- 高感度撮影時の画質が向上。
- 瞳AFの検出精度・速度。追随性能が大幅に向上。
- AF/AE追従で最高24コマ/秒の高速連写機能は、連写連続撮影枚数が従来の150枚から233枚に増加。
- 電子ビューファインダーの表示タイムラグが大幅に低減。
有機ELを採用した約235万ドットの0.39型電子ビューファインダーは手動ポップアップ式で、使わないときは本体に収納しておける。撮影中の表示タイムラグが大幅に低減された。
■新たな機能を搭載
- フォーカスエリア設定
ピントを合わせたいゾーンの位置を指定可能な[ゾーン]が追加されて5種類に。 - 縦横フォーカスエリア切替
縦位置/横位置ごとに[フォーカスエリア]とフォーカス枠の位置を使い分けるがどうか設定可能。 - AF時の顔優先設定
オートフォーカス時に、カメラが検出した人物の顔に優先してピントを合わせるかどうかを設定可能。 - フォーカスエリア登録機能
カスタムキーを使って、フォーカス枠をあらかじめ登録した位置に一時的に移動させることが可能。 - AWB時の優先設定
[ホワイトバランス]が[オート]のとき、白熱電球などの光源下で優先する色味を、標準/雰囲気優先/ホワイト優先から設定可能。 - 測光モード項目追加
測光モードに[ハイライト重点測光][画面全体平均測光]を搭載。 - RAW+JPEG撮影時のJPEG画質設定
エクストラファイン/ファイン/スタンダードの3種類に設定可能。 - カスタムキー設定
動画撮影時と静止画撮影時で別の機能を設定可能。 - シャッターボタンで動画撮影
シャッターボタンで動画撮影開始/停止が可能。 - レーティング機能
撮影した静止画に5段階でレーティングを設定可能。 - マイメニュー設定
頻繁に使うメニュー項目を最大30個までカスタマイズ登録できる「マイメニュー登録機能」を新搭載。 - 動画撮影機能
フルハイビジョン動画記録中に、プロキシー動画(XAVC S HD)を同時記録可能。 - メニュー画面
タブが色分けされ、見やすさとわかりやすさが向上。
従来モデルとの外観の違いはコレ。DSC-RX100M5の「マイフォトスタイル」がDSC-RX100M5Aには搭載されていないため、アイコンがなくなっている。
■主な仕様
型名 DSC-RX100M5A
有効画素数 約2010万画素
撮像素子 1.0型(13.2×8.8mm)Exmor RS CMOSセンサー
レンズ [焦点距離]8.8〜25.7mm(35mm判換算 24〜70mm相当) [開放F値]F1.8(W)〜2.8(T) [光学ズーム倍率]2.9倍 [レンズ構成]9群10枚(AAレンズ3枚を含む非球面レンズ9枚) [絞り羽根枚数]7枚(虹彩絞り)
ISO感度 ISO 125〜12800(拡張ISO 80/100)
シャッター速度 [メカ]30〜1/2000秒、バルブ [電子]30〜1/32000秒
ファインダー 0.39型 2,359,296ドット 電子式ビューファインダー(有機EL) [倍率]約0.59倍
画像モニター 3.0型 1,228,800ドット TFT液晶モニター
記録媒体 メモリースティック デュオ/PROデュオ/PRO-HGデュオ、メモリースティック マイクロ、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)、microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード
サイズ(幅×高さ×奥行き) 101.6×58.1×41.0mm(CIPA準拠)
質量 約272g(本体のみ)/約299g(バッテリー、メモリーカードを含む)
付属品 リチャージャブルバッテリーパックNP-BX1、ACアダプター、マイクロUSBケーブル、リストストラップ、ストラップアダプター ほか