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【ヒマワリの撮り方②】空と雲とひまわりと私。アイレベルで撮ってみよう!

観測史上初の6月中の梅雨明けで、すでに猛暑が続いております。今年の夏は長くなりそうですね。今回ご紹介するのは、暑い夏の象徴でもある「ひまわり」。夏の暑い太陽の光を浴びたヒマワリをステキに撮影するテクニックをご紹介いたします。

 

 

ヒマワリ畑では花が密に咲いているところを狙う。入道雲が湧いてきたら画面のポイントに取り入れる

ヒマワリは大柄で華やかな花なので、風景的に狙っても、アップにしても絵になる被写体です。見た目が鮮やかなのでどこを撮っても絵になりそうですが、ヒマワリ畑では場所によって花数に差があります。なるべく密に咲いている所を狙うとボリューム感を出せ、華やかさもアップします。 一輪、または二輪のヒマワリをアップにすると、花の存在感を生かせます。その際は、青空を広めに見せることで夏らしい開放感を狙ってみてください。入道雲がもくもくと成長するような晴天の日に撮影できればベストです。入道雲が湧いてきたら、画面のワンポイントとして生かすとグッドです。

 

基本テクニック

ヒマワリが正面向きポジションを基本として撮影する

生育期のヒマワリは一日のうちで東から西へと向きを変えるが、成長すると皆同じ方向を向いて動かない。このため、ヒマワリ畑を撮影する際は、正面からひまわりと向き合えるポジションを選ぶことが大切だ。その上でアングルを変えながら撮影すると、変化に富んだヒマワリの表情を捉えられる。

 

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朝焼け空とヒマワリの群生を広角レンズで撮影した。ヒマワリが反対向きなので、背を向けられた感があって残念である。

 


ローポジション+広角レンズで近づいて迫力を出す

ローポジションから広角レンズで見上げるように撮影すると、夏らしい青空を生かしやすい。また、花に近づくことでヒマワリの迫力も出せる。ヒマワリと山、雲などがバランスよく収まるよう、フットワークを生かして手持ちで撮影した。

22ミリ相当 絞り優先オート(F8 1/250秒) -0.7補正 ISO200 WB:晴天 PLフィルター

 

アイレベルならヒマワリの背景に入道雲が来る

ヒマワリの高さは人間の背丈と近いため、ミドルポジション(アイレベル)から撮影すると、背景の入道雲をヒマワリのすぐ上に捉えられる。標準域のレンズで撮影するとヒマワリと雲を適度な大きさで捉えられるので迫力を出しやすい。

40ミリ相当 絞り優先オート(F16 1/60秒) +0.3補正 ISO200 WB:晴天 PLフィルター

 

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