キヤノンが主催する「写真新世紀 2018年度(第41回公募)」の受賞者が決定した。
「写真新世紀」は、写真表現の可能性に挑戦する新人写真家の発掘・育成・支援を目的として、キヤノンが主催する文化支援プロジェクト。1991年の創設から28年目を迎える今回は、2018年4月18日から6月13日まで募集を行い、国内外から合計1,992名(組)の応募があった。
その中から、審査員のエミリア・ヴァン・リンデンさん(Unseenアーティスティック・ディレクター)、サンドラ・フィリップスさん(サンフランシスコ現代美術館名誉キュレーター)、さわひらきさん(美術家)、澤田知子さん(アーティスト)、椹木野衣さん(美術評論家)、杉浦邦恵さん(写真家)、安村崇さん(写真家)が、優秀賞受賞者7名と佳作受賞者12名を選出した。
受賞作品展の「写真新世紀展2018」は、2018年10月27日(土)から11月25日(日)まで、東京都写真美術館で開催予定。今回の受賞者19名の作品に加え、昨年度のグランプリ受賞者であるトロン・アンステンさん&ベンヤミン・ブライトコプフさんの新作も展示する。
写真展会期中の11月2日(金)には、グランプリ選出公開審査会を開催。優秀賞受賞者の中からグランプリ1名を決定する。ほかにも、受賞者によるトークショーやポートフォリオレビューなど、さまざまなイベントも予定している。
▲トロン・アンステンさん&ベンヤミン・ブライトコプフさんの新作「Another man’s floor」より。
写真新世紀 2018年度(第41回公募)優秀賞受賞作品
※五十音順・敬称略
■内倉真一郎「Collection」(澤田知子 選)
■岡田 将「無価値の価値」(サンドラ・フィリップス 選)
■佐々木香輔「Street View」(杉浦邦恵 選)
■ソン・ニアン・アン「Hanging Heavy On My Eyes」(エミリア・ヴァン・リンデン 選)
■デレク・マン「What Do You See, Old Apple Tree?」(さわひらき 選)
■別府雅史「2011-2018」(安村 崇 選)
■山越めぐみ「How to hide my Cryptocurrencies」(椹木野衣 選)
写真新世紀展2018
会期 2018年10月27日(土)~11月25日(日)
会場 東京都写真美術館 地下1階展示室
住所 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
時間 10:00~18:00(木曜・金曜は20:00まで 入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜(祝日の場合は開館し、翌平日休館)
入場料 無料
主催 キヤノン株式会社