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写真甲子園2018本戦ファイナル! 昨年の優勝校が二連覇を達成

今年で25回目を迎える、高校写真部の日本一を決める「写真甲子園2018」。最終日は写真の町・北海道東川町を撮影するところから始まった。

 

写真甲子園2018本戦ファイナル
好天に恵まれた今年の写真甲子園。最終日は昨日までの暑さもやわらぎ、清々しい朝となった。

 

スタート時刻はとくに設定されておらず、自由に町内の宿舎を出発。午前10時までに主会場である農村環境改善センターへ戻り、撮影は終了となる。

 

写真甲子園2018本戦ファイナル
国際写真フェスティバルに向けて展示作業中のギャラリーを撮影。撮影も3日目になると、どの選手も迷いがなくなってきたように感じられる。

 

写真甲子園2018本戦ファイナル
午前10時、撮影終了と同時に、選手全員が集まって恒例の記念撮影。やりきったという気持ちからか、ひときわ明るい表情をしている選手が多かった。

 

その後は最後のセレクト会議に挑み、15時からはファイナル公開審査会へ。

提出作品は一昨日がカラー、昨日がモノクロと指定されていたが、今日は自由。ちなみにテーマも「自由(フリー)」。何でも好きなように撮って構成できる。また、今朝撮った作品だけでなく、大会が始まったときから撮りためた全写真を使うことができる。そのため今日提出することを見越して、一昨日や昨日に撮影していた学校も多かった。

 

写真甲子園2018本戦ファイナル
審査会では3回目とあって、各校とも一層力のこもったプレゼンテーションに。なかには感極まって涙を浮かべる選手も。

 

そして18時30分からは表彰式・閉会式。優勝に輝いたのは4年連続4回目の出場、昨年に続いて2連覇となった和歌山県立神島高等学校。全3回のプレゼンテーションを通して、表現力や構成力が頭ひとつリードしていた印象だ。

準優勝は、独創性が印象的だった2年連続2回出場の神奈川県立横浜清陵高等学校。また、優秀賞には香川県立坂出商業高等学校、愛知県立豊橋南高等学校、埼玉県立芸術総合高等学校、沖縄県立浦添工業高等学校、東京都立総合芸術高等学校が選ばれた。

 

写真甲子園2018本戦ファイナル
立木義浩審査委員長から優勝旗を受け取る和歌山県立神島高等学校の松下莉子さん、平阪瑠菜さん、岡田あかりさん。

 

写真甲子園は今日で閉幕したが、明日8月4〜5日には「第34回東川町国際写真フェスティバル」の主要イベントが行われる。

※写真甲子園2018の詳しいレポートは、2018年8月20日(月)発売の『CAPA』9月号に掲載予定!

 

 

〈写真・文〉鹿野貴司