シグマが、望遠ズームレンズ「SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports」の発売日と価格を発表した。シグマ用とキヤノン用が2018年12月14日(金)発売となる。希望小売価格は190,000円(税別)。ニコン用も発売を予定している。
<2019.2.12>
ニコンFマウント用の発売日が2019年2月22日(金)に決定。
「SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports」は、報道、スポーツ、風景、ポートレートなど、オールラウンドに使えるF2.8通しの望遠ズームレンズ。光学性能、堅牢性、機動力でプロの要求に応えるべく開発された、究極の70-200mmフラッグシップ大口径望遠ズームレンズと位置づけられている。
■光学性能
特殊低分散ガラス10枚の(FLDガラス9枚+SLDガラス1枚)を採用し、色収差を徹底的に補正。画面中心から周辺まで極めて高い解像度を実現する。球面収差を最適化することでボケ味にも配慮しているため、ポートレートにも活用できる。コーティングは、スーパーマルチレイヤーコートを採用。フレア、ゴーストの発生を軽減し、コントラストの高い描写を実現する。
■フォーカス性能
加速度センサーを採用した手ブレ補正OS(Optical Stabilizer)機構を搭載し、精度の高い手ブレ補正を実現する。一般的な撮影に適している手ブレ補正モード1と、モータースポーツなどの流し撮りに最適な手ブレ補正モード2を搭載。モード2では横位置・縦位置を問わず、カメラを上下や斜め方向に動かした場合でも手ブレ補正が有効に働く。コンティニアスAFの最中にピントリングを回転させることでマニュアルフォーカスに切り替えることができるマニュアルオーバーライドMO(Manual Override)も搭載している。
■使い勝手に応じてカスタマイズが可能
さまざまな機能を割り当てることができるAFファンクションボタンを搭載。取り外し可能なマグネシウム合金製の三脚座には90°毎にクリックが付いており、縦位置と横位置のポジション変更が容易になっている。アルカスイスタイプの雲台、クランプに直接取り付けることも可能だ。
■堅牢性
レンズ鏡筒の素材にマグネシウム合金を採用し、軽さと堅牢性を両立させた。各所にシーリングを施した防塵・防滴性の高い構造で、最前面のレンズに撥水・防汚コーティングも施している。高精度で堅牢な真鍮製バヨネット・マウントを採用。
■レンズ光学補正に対応
キヤノン用は、キヤノンの対応カメラに搭載されるカメラ内収差補正機能「レンズ光学補正」(周辺光量補正、色収差補正、歪曲収差補正)に対応する。
フード装着時
フォトキナ2018(2018年9月26日〜29日 ドイツ・ケルン)のプレスイベント会場に展示されていた「SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports」。
■主な仕様
マウント シグママウント、キヤノンマウント
焦点距離 70〜200mm
開放絞り F2.8
最小絞り F22
レンズ構成 22群24枚
画角(35mm判) 34.3-°〜12.3°
絞り羽根枚数 11枚(円形絞り)
最短撮影距離 120cm
最大撮影倍率 1:4.8
フィルター径 φ82mm
サイズ(最大径×長さ) φ94.2×202.9mm
質量 1,805g
付属品 ケース、ロック付花形フード LH914-01、三脚座(組込み)
※数値はシグマ用。