千葉の幕張メッセで、2018年11月14日(水)〜16日(金)に開催された「Inter BEE 2018(国際放送機器展)」。音と映像と通信のプロフェッショナル展ということで、コンテンツビジネスにかかわる最新のイノベーションが国内外から一堂に会するプロ向けの国際展示会だが、カメラ関連のメーカーも数多く出展していた。会場で見つけた、アマチュアにもオススメの注目アイテムをピックアップして紹介しよう。
【サムスン】軽い・速い・小さいが特徴のポータブルSSD
サムスンは、ポータブルSSD「T5」と「X5」を展示していた。どちらもすでに発売済みの製品だが、放送局向けにパッケージした製品を参考展示していた。
ポータブルSSD「T5」は、W74×H57.3×D10.5mmと名刺ケースを思わせるような薄型ボディで、250GB / 500GB / 1TB / 2TBの容量をラインナップ。いずれも重さ51gの超軽量モデルだ。ブースでは「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K」に装着して展示されていたが、ぱっと見では気がつかないほど小さい。USBバスパワー駆動で、カメラとはUSB Type-Cケーブルで接続する。
ポータブルSSD「X5」は、インターフェイスがThunderbolt 3で、容量500GB / 1TB / 2TBをラインナップする。「T5」に比べると重さ150g、W119×H62×D19.7mmとやや大きくなるが、読み出し速度2,800MB/sと高速読み出しが可能なモデルだ。
サムスンというと日本ではスマートフォンやテレビのイメージが強いが、パソコン関連の製品も数多く出している総合家電メーカー。ポータブルSSDでもその存在感を強くしつつある。使い勝手の良さそうな容量とコンパクトさは、思わず使ってみたくなる魅力的なアイテムだ。
〈写真・文〉柴田 誠